赤ちゃんの下痢が続いていたらどうしたらいいの?
風邪が流行する冬になると、赤ちゃんの体調が気になるママも多いのではないでしょうか?
はじめてのお子さんの場合は、特にわからぬことが多く悪化してから気が付くことも多いはずです。
さて、今回は便の柔らかい赤ちゃんだからこそ気が付きにくい下痢についてお知らせしようと思います。
これについては、最後にお知らせしようと思うのですが、まずは多くのママが目にする一般的な下痢についてです。
こんなことはありませんか?
- 咳や鼻水、お熱など、他の症状はないけれど、下痢だけ続いている
- もしくは、少しの鼻水や咳と一緒に、下痢が続いている
そんな時は、いつ小児科を受診すればいいのか迷ってしまいますね。
でも、「機嫌も良く、少し風邪っぽくて下痢がある」場合はどうしていますか?
病院にかかる目安を考えてみましょう。
病院にかかる目安は、こんなことをチェックして!
- 高熱(38.5℃)がない
- 水分は充分に取れている
- 元気もあり、笑ったり遊んだりしている
こんな状態の赤ちゃんが下痢をしている場合、
と考えてよいでしょう。
赤ちゃんの下痢の原因は、
- 風邪のウイルスや菌がお腹に入った場合
- 食べ過ぎた場合
- 冷たいものを食べたり、冷えてしまった場合
などの理由が多いのですが、
これらの原因によって起こる下痢は、1週間~10日程度で治まるのが普通です。
長引く下痢は「二次性乳糖不耐症」かも?!
冬場に流行する嘔吐・下痢を伴う風邪の後、ずっと下痢が長引いていませんか?
そのような場合は、「二次性乳糖不耐症」という状態になっているかもしれません。
二次性乳糖不耐症とは?
乳糖不耐症とは、母乳・粉ミルク・牛乳の中に含まれる「乳糖」を消化できず、下痢をしてしまう状態です。
生まれた時から乳糖を分解できずに下痢をしてしまう赤ちゃんもいますが、
感染性胃腸炎(特にロタウイルス)の後に、同じように粉ミルクや母乳で下痢を起こしてしまうことがあります。
これが、二次性乳糖不耐症です。
この場合は、
粉ミルクの場合は、乳糖の入っていないミルクを飲む必要があります。
母乳の場合は、乳糖を除去するお薬が処方されることもあります。
下痢かどうか迷ったら
最後に、もともと柔らかいウンチが多くて、下痢なのかわからない・・・というママもいるでしょう。
まずは、普段のウンチよりも回数が多いかどうか、柔らかいかどうかを観察してください。
1日6回以上ウンチがでていれば下痢の部類に入ることが多いと思います。
赤ちゃんに元気があるときは、病院への受診は迷いがちですよね。
迷ったときのために下痢の受診の目安も、覚えておくと安心です。
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