2歳の男の子に読んであげたい!優しさや好奇心を育てる絵本17選

執筆者:pro崎山さん崎山祐子

2歳の男の子が夢中になる本は?

2歳ごろになると、少しずつ絵本も読み聞かせたいと考えますよね。

本屋さんにも図書館にもたくさんの絵本があって、特に初めての育児では何がいいのか悩んでしまいませんか?
そこで、先輩ママがおススメする良質な絵本をご紹介します。
きっとお気に入りになる1冊がありますよ。

1.はぐ

はぐ
出会った喜びで「はぐ」をするなんて素敵ですね。
大好きな人とぎゅっとするって、うれしいですものね。
ギュっとされるのが大好きな子どもと、思いっきり「はぐ」してくださいね。

先輩ママの口コミ:スキンシップにもつながる

KNSLグッズ(14)読んでいて様々なキャラクターのハグしあう姿に、大人までとても平和で幸せな気分になれる絵本です。
単なる読み聞かせだけでなく、スキンシップにもつながる内容です。
絵本のキャラクターのハグシーンとともに子どもをハグしてあげると、子どもがそのうちハグされるのを待っていたり、反対に子どもからハグして来たりするようになります。
(たかくんママ30歳・2歳息子・兵庫県在住)

2.いろいろいろのほん

いろいろいろのほん
指や手で触ってつけた色が生きているみたいで、もう子どもたちは夢中です。
鮮やかな色彩を親子で楽しんでくださいね。
同じ作者の絵本で「まるまるまるのほん」もおすすめです。
どちらも、訳者は詩人の谷川俊太郎さんです。

先輩ママの口コミ:絵の具を触っている気分

KNSL室内(61)本当に絵具に触っているような気分になれます。
指の先に絵具をつけて自由にお絵描きをしているような、なかなか家ではできない遊びを本がさせてくれます。
色を覚える練習にもなりました。
親子で一緒に楽しめる絵本です。
左のページと右のページを合わせると…新しい色がうまれる!という遊びがあり(たとえば黄色と青で緑)、次のページで全然違う色になると、魔法のような気分になるようで大喜びしていました。
(わたる母31歳・2歳息子・群馬県在住)

3.いないいないばあ

いないいないばあ
松谷みよ子さんのロングセラー絵本「いないいないばあ」です。
小さい頃にこの本を読んだことがある、というママも多いのではないでしょうか。
とにかく絵も言葉もシンプルで、小さい子どもにもわかりやすいと思います。
小さい子どもは、単純な繰り返しが大好き。
親子で楽しくいないいないばあをしてみてくださいね。

先輩ママの口コミ:シンプルでわかりやすい

KNSL室内 (45)定番の絵本ですが、シンプルな内容と絵が子どもに分かりやすいと思います。
短いですし、読み聞かせるのも親子ともに楽しめます。
1人で本をひろげ、「ばあ」と言いながらページをめくっては笑っています。
おもちゃで遊ぶ感覚で、何度もページをめくっています。
(双子まま39歳・2歳の双子・山口県在住)

4.しょうぼうじどうしゃじぷた

しょうぼうじどうしゃじぷた
ジープを改良して作られた消防車の「じぷた」、ポンプ車の「ばんぷくん」、救急車の「いちもくさん」。
ネーミングだけでも、おもしろいですよね。
2歳には少しお話が長いかもしれませんが、子どもの大好きな消防車が主人公です。
お話の展開も早いので、意外と子どもも飽きることなく、楽しむことができると思います。

先輩ママの口コミ:乗り物に興味がある子におススメ

KNSLおでかけ (33)乗り物に興味のある子どもにおすすめの絵本です。
山本忠敬さんの乗り物絵本シリーズは絵が素敵でおすすめです。
絵本のなかで、消防車が「じぷた」や「ぽんぷくん」などかわいいネーミングで登場して、大活躍します。
息子が乗り物に興味を持ち始めたので、プレゼントしました。
絵本で消防車や救急車などが大活躍しているのを読んで、外に出かけて消防車を見るたびに、「あ、じぷた!」とうれしそうに言います。
おもちゃの消防車のミニカーで遊んだりしてます。
(タックンママ37歳・2歳息子・千葉市在住)

先輩ママの口コミ:大好きな緊急車両が登場

KNSLおでかけ (20)ちびっこ消防車のじぷたは、自分が大きくてかっこいい緊急車両たちより劣っていると思っていました。
しかし、彼にしかできない仕事があるので、自信を持っていいよということを教えてくれます。
小さい男の子の大好きな緊急車両がでてきます。
イラストが大きくて「じぷた」という名前も覚えやすいので、喜んで見てくれます。
(たつにい 31歳・2歳息子・0歳娘・岐阜県在住)

5.いこうよともだちでんしゃ

いこうよともだちでんしゃ
男の子に人気の、のりものえほんシリーズの一冊です。

裏表紙には登場する電車が全部一覧で描かれていて、絵本を読みながら確認できたり、お気に入りの電車を探したりもできますよ。

絵本には小さなドラマや探し物の仕掛けがありますので、探してみてくださいね。

先輩ママの口コミ:電車好きが喜ぶ要素満載

KNSLおでかけ (16)実在する電車や新幹線も登場します。
お話自体はどこにでもありそうな内容ですが、それぞれのページの書き込みの多さはすごいと思います。
擬音や台詞がいっぱいで、イラスト探しもちょっとしたお遊びになって、楽しいです。
また、海の中に透明なトンネルがあるなど、子どもが喜ぶ要素も満載です。
読み聞かせだけでなく、ひとりで本棚から出して眺めるほど、気に入っている絵本なので、電車好きな男の子なら喜ぶと思います。
息子が一番興奮したのは、絵本の終盤に見開きでバーンと開くページに、憧れの電車が何両も並んでいる場面です。
現実にはあり得ない組み合わせですが、そこがまた電車オタクの息子の血を滾らせたようです。
それから、ラッセル車が登場するシーンでは、何故か「ラッセルー!ラッセルー!」と叫びます。
4歳になった今でも大好きな一冊です。
(涼ママ32歳、5歳娘・4歳息子・0歳娘・北海道在住)

6.メイシーちゃん ベッドにはいります

メイシーちゃんベッドにはいります
大人気のメイシーちゃんが、おやすみなさいの時間にするトイレや歯磨きなどを、子どもも一緒になって参加できるしかけ絵本です。

「メイシーちゃんも、ちゃんと歯磨きしてたね」と声をかけると、子どもも張り切って歯磨きしてくれそうですね。

訳者はこちらも子どもに人気の「きょうはだれかな?」シリーズや後述の「まどから おくりもの」の作者・五味太郎さんです。

先輩ママの口コミ:生活習慣が身に付く

KNSL室内 (3)寝る前に本を使って、歯磨きや着替えなど、ちゃんとできたか、ひとりでできたかを話し合いながら、楽しく生活習慣が身につきます。
仕掛けが楽しく、特に歯磨きの水を出す絵が楽しくて、ずっとやっていました。
ですが、ひとりで遊ばせると、破いてしまうかもしれませんので、小さいうちは、一緒に遊んでがげたほうが良いと思います。
(カイちゃんママ・16歳&13歳息子・鹿児島県在住)

7.脳科学からうまれた あなぽこえほん

あなぽこえほん
子どもの脳を視覚、聴覚、触覚から刺激する音のでる絵本です。
動物の鳴き声だけでなく、生活音もあります。
10種類の音があるので、リズム遊びもできますね。
ボタンを押すと音がでるという単純な作業が大好きな子どもは、何度も繰り返して楽しんでくれますよ。

先輩ママの口コミ:いろいろな音や遊びを楽しめる

KNSL室内 (18)手触りの違うボタンと、押したら動物の鳴き声や効果音が流れるのが楽しいみたいです。
また、他の本にはない【シャッフル】ボタンがあり、同じボタンを押しても、押すたびに違う音がなるので、飽きずに遊べてよかったです。
簡単な絵本もついているので、この動物の鳴き声はどこかな?などと、鳴き声クイズをすることができます。
鳴き声探し遊びも楽しんでしています。
(ゼロ32歳、6歳&3歳息子・大阪府在住)

8.まどから おくりもの(五味太郎・しかけ絵本(3))

まどからのおくりもの
数多くの絵本を手がけている、五味太郎さんのしかけ絵本です。
窓の中にちらっと見える動物を見て、サンタさんがプレゼントを配りますが・・・。
少しだけ見える絵から想像力を働かせて考えられる、楽しい絵本です。

先輩ママの口コミ:想像力を膨らませられる

ayatama0歳-1歳 (26)ページにあいた穴(まど)からみえる風景が、次ページの伏線になっているところがおもしろいです。
子ども自身がまどをのぞきこんだり、めくったりする喜びはもちろん、親子で一緒に想像力をふくらませる手助けになります。
最初はまどをめくることに興味を示し、一緒に読みこなすうちに、次ページの内容を自分で問いかけながら、一人で読んで楽しむようになりました。
(あんつぶ32歳・2歳10月&5カ月の息子・滋賀県在住)

9.うんてんしよう!でんしゃ くるま のりもの デラックス

うんてんしよう!のりものデ
男の子は、ママが想像する以上に本当に乗り物が大好きです。
特に2~3歳ごろは、全員が「将来電車やバスの運転士さんや運転手さんになっているんじゃないの?」と思うぐらい夢中ですよね。
この本で、運転士さん体験を堪能させてあげてください。
なじみのあるたまひよキャラクターなのもかわいいですね。

先輩ママの口コミ:運転手さんなどのなりきり遊びができる

KNSLおでかけ (22)メジャーなのりものがたくさんあり、新幹線内のアナウンスを真似できたり、ハンドルがついているので運転手になりきりができます。
何度も音楽を鳴らしたり、セリフを真似して遊んでいます。
電車が大好きなので、新幹線内のアナウンスを鳴らしながら、電車を走らせています。
(せおりら母27歳・2歳息子・9カ月娘・神奈川県在住)

10.うんちしたのはだれよ!

うんちしたのはだれよ
表紙からして頭にウンチをのせた不機嫌なもぐらが描かれていて、何だろうと興味がわきますよね。

もぐらくんの頭に誰かのウンチが落下するという、奇想天外な事件がユーモアたっぷりに描かれていて、最後の犯人が判明するまでぐいぐいお話に引き込まれていきますよ。

先輩ママの口コミ:字の読めない子どももOK

KNSL室内 (47)ポップアップ絵本なので、文字の読めないこどもでも、ママとコミニケーションを取りながら楽しく読むことができます。
甥っ子の誕生日に購入し、一緒に読みました。
見て聞くだけではなく、実際に子どもに本に触れさせました。
子どもの好奇心を引き出すように、効果音をつけたり、リアクションをとったりしながら読みましたが、自分も楽しんでいました。
リアクションをとってもらえることが、子どもにも嬉しかったようで、何度も何度も引っ張ったり動かしたりしながら喜んでいました。
(キミたまご31歳・0歳・長野県在住)

11.うずらちゃんのかくれんぼ

うずらちゃんのかくれんぼ
1ページごとに絵が描かれているのではなく、見開きで一つの絵になっています。

絵本を見ることに慣れていないちいさい子どもには、見開きで一つの絵になっている方が、目が泳ぐことなく、見やすくてわかりやすいと思いますよ。

うずらちゃんと一緒に楽しいかくれんぼ遊びをしてくださいね。

先輩ママの口コミ:ちいさい子どもも見つけられる

ayatama0歳-1歳 (8)何年も前ですが、愛子さまがこの本を読んでいる姿が話題になりました。
色彩がとても鮮やかで、絵もきれいです
うずらちゃんはどこかなと探して、子どもと楽しむことができます。
小さな子どもでも簡単に見つけられるように、うずらちゃんが隠れているので、「どこにかくれたのかな。」の問いかけで、「ここにいる!」と見つけるのが楽しいようです。
最後はお母さんに会えてよかったというハッピーエンドで、ほんわかします。
(りんママ35歳・7歳息子・5歳娘・東京都在住)

12.じゃあじゃあびりびり

じゃあじゃあびりびり
赤ちゃんへの最初の本として、人気ですね。
見開きで1つの音が描かれています。
はっきりした色合いとシンプルで目をひく絵で、文字の書かれている位置にも工夫がされています。

先輩ママの口コミ:カラフルで小さい子どもも喜ぶ

KNSL室内 (14)水はじゃあじゃあ、紙はびりびり、といったような、簡単な絵と、それを表す擬音を紹介した絵本です。
カラフルだし、小さな子どもでも興味をひかれます。
飽きることなく、何度も読んでとせがんでいました。
読み手の大人は、棒読みをするのではなく、高音・低音を出したり、楽しそうに読むのがコツです。 (かよぽんママ38歳・5歳娘・岡山県在住)

13.カンカン しょうぼうしゃ しゅつどう

カンカンしょうぼうしゃしゅ
先ほども登場した、「のりものシリーズ」のうちの一冊です。
ポンプ車、はしご車、消防ヘリコプターなどが次々登場し、大活躍します。
緊急自動車好きにはたまりません!
ダルマ探しや隠れている動物を探したり、シリーズで必ず登場しているケンタもいたりと、お話だけでなくおまけの楽しみもあります。

先輩ママの口コミ:2歳でも5歳でも

KNSL室内(60)対象年齢が2歳~、5歳~となっています。
一見、普通の文字も書いてあり、5歳向けの絵本のようですが、乗り物の音などが太字になっていて、2歳の子どもはそこだけ読んでも喜びます。
長く使えて、他のシリーズもあるので、その子に合わせて好きな乗り物を選べます
様々な車が載っているので、車の名前を覚えたり、数ある車の中から大好きな消防車を探し、見つけて喜んでいます。
(しんちゃんママ27歳・4歳&2歳息子・埼玉県在住)

14.だいすき ぎゅっ ぎゅっ

だいすき ぎゅっぎゅっ
うさぎのお母さんは、朝ごはんを食べても本を読んでも、何かをしたらその後に必ず「ぎゅっ」ってするんです。
それなのに、我が家の朝の風景は「早く食べなさい」「着替えなさい」って言うだけだわ…と、思わず反省してしまいます。
そうそう、子どもはお母さんに「ぎゅっ」されたいんですものね。子どもの気持ちを代弁しているようにも感じませんか?

先輩ママの口コミ:仲直りもできる

KNSL食事(7)うさぎの親子が、とにかく遊んで、抱きしめて一日を過ごす絵本です。
ほのぼのとして、愛が伝わってきます。
素直に甘えられない時や、寂しいなと思った時に、この絵本を持ってきて一緒に読んだり、読みながら、ぎゅっぎゅっとすると喜んでいました。
少し喧嘩をしてしまって、お互い素直になれない時も、「だいすきぎゅっぎゅっ」で仲直りをしました。
(はるうら31歳・3歳息子・滋賀県在住)

15.おやすみ、ぼく

おやすみ、ぼく
オランウータンの男の子の表情が、とにかくかわいいくて癒されます。
眠る前に読む本として最適だと思いますよ。
体の名称がでてくるので、覚えるのにも最適な本だと思います。

先輩ママの口コミ:眠りの前に

KNSL食事 (5)眠りにつく前に読む絵本として最適です。
言葉は少なめで絵も優しく、心が穏やかになります。
子どもも親も落ち着いて、眠りに入ることができます。
オランウータンの子どもが、ベッドの中で体にひとつひとつ声をかけていくという内容です。
おやすみ足さん、おやすみお腹さん、おやすみ目さん…。
読み聞かせながら一緒に体を触ってやるとうっとり。
今ではねんね前の最後の一冊として定番になり、眠たくなると子どもからこの本をリクエストしてくれます。
(ぽこぺん36歳・2歳息子・神奈川県在住)

16.いちごさんがね・・・

いちごさんがね
このシリーズの決め台詞は、「しんぱい ごむよう!」
今回はいちごさんたちの登場です。
勇ましくて、真面目で、もうその姿が愛おしいんです。
お話も短くてあっという間に読めますが、何度もリピートすることまちがいなしです。

先輩ママの口コミ:しんぱい ごむよう!

KNSL食事(9)「おいしいともだち」シリーズの絵本です。
簡単な言葉の繰り返しと、優しいタッチの絵が子ども達を夢中にさせてくれます。
このシリーズのお約束フレーズ、「しんぱい ごむよう!」のページは、繰り返し読み聞かせているうちに子ども達も覚えてくるので、楽しく何度も読むことができるる絵本です。
シリーズものなので、このシリーズの絵本に慣れてくると、初めての別の絵本でも、次はあのセリフがくると分かるようになうようです。
ページをめくるのをじらすと、先に、「しんぱい ごむよう!」と言ってしまうくらい楽しい読み聞かせができます。
簡単な繰り返し言葉が多いので、言葉のゆっくりな子どもでも、一緒に言葉のお勉強ができます。そして何よりも、この本によって、楽しくご飯や果物を食べられるようになりました。
(あっくんママ35歳・8歳&5歳&3歳息子・山口県在住)

17.でんしゃでいこうでんしゃでかえろう

でんしゃでいこう
表紙から始めると山の駅から海の駅へ、裏表紙から始めると海の駅から山の駅へ電車が出発するのです。
とても珍しい、前からも後ろからも読める絵本です。
次のページに進む前にトンネルの形の穴が開いていて、次の景色を想像できます。
電車の音が、「デデンドドン」「デデンゴーゴー」「デデドド」と微妙に変わっていくのもおもしろいですよ。
風景もよく見ると名所が描かれているので、大人も楽しめますね。

先輩ママの口コミ:1冊で二通り楽しめる

KNSL室内(54)表から読むと、『でんしゃでいこう』となっており、裏からは、『でんしゃでかえろう』になっており、一冊で2つのストーリーになっている点が非常に良いです。
文字数が余り多くなく、場面場面で擬音語が工夫されており、本当に電車に乗っている感覚で読むことができます。
実際はあまり電車が好きな子ではありませんでしたが、何回も何回も読んでいました。
(eir42歳・ 埼玉県在住)

まとめ

たくさんのおすすめ絵本はいかがでしたか?
色々な感覚が発達してくる2歳さんは、まずはシンプルでわかりやすい絵本を読んでみてあげてはいかがでしょうか。
もちろん、子どもが興味のあるもの(乗り物や動物など)に着目して本を選んであげるのもいいですよね。

そして、読み聞かせは、少々大袈裟にお願いします。

子どもにウケること間違いなしですから、是非試してみてくださいね。

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執筆:pro崎山さん崎山祐子