おっぱいやミルクをあげたら、必ずゲップをさせてくださいね!
と、病院で指導されたものの、いつまでたってもゲップがでない・・・。そんな風に悩んでいませんか?
赤ちゃんのゲップはどうやってさせたらいいの?
生まれたばかりのちいさな赤ちゃんに対して、初めての抱っこ・初めての授乳。
首が座っていない、柔らかくて小さな赤ちゃんを抱っこしていると、力加減がわからずゲップさせるのも不安になってしまいませんか?
- 小さくてフニャフニャの赤ちゃんを上手く抱っこできない。
- いくらトントンしてもゲップが出ないけれど、布団に置いていいのかしら?
- 授乳後しばらくするとゲップと一緒に吐き戻してしまうのが心配…
・・・同じ悩みを抱えるママさんはたくさんいらっしゃいます。
上手なゲップのさせ方についてお伝えしようと思います。
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上手なゲップのポイントその1~赤ちゃんを担ぐ!
授乳室で赤ちゃんにゲップをさせるママさん達を見ていると、ママの肩の位置に赤ちゃんの頭があることが多くあります。
この体勢だと、赤ちゃんの胃はママの胸くらいの高さになり、
こうすることで、赤ちゃんの胃が押され、ゲップが出やすくなります。
上手なゲップのポイントその2~トントンではなく、さする!
ゲップをさせる際に、赤ちゃんの背中をトントンしている方を多く見かけます。
間違っているわけではないのですが、
胃から上に向けて、優しく背中をさすってみましょう。
更にゲップが出やすくなります。
赤ちゃんを肩に担ぐスタイルが難しい場合
お腹の傷が痛んだり、産後のママは思ったよりダメージを受けています。
赤ちゃんを肩に担ぐスタイルが難しい方もいらっしゃいますね。
そんな場合は、膝の上に赤ちゃんを座らせ、ママの腕に赤ちゃんの胸がもたれるような体勢を取ってみましょう。
ちょうど、沐浴をさせる時に、お背中を洗うような体勢です。
そうすることで、赤ちゃんの胃がママの腕で押され、ゲップが出やすくなります。
この体勢は、赤ちゃんの体重が増えてきても楽にゲップをさせられるので、覚えておくと重宝します。
豆知識
どちらの体勢の方がゲップがでるかは個人差がありますが、膝の上の方がママも楽ですし、赤ちゃんの顔も見えて安心だと感じました。
ゲップと一緒にミルクを吐いてしまい、ママの肩~背中がグッショリ・・・という事態も防ぐことができます!
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なぜゲップが必要?
赤ちゃんは、母乳やミルクを飲むときに空気も一緒に飲み込んでいます。
その空気がゲップとしてでるときに、母乳やミルクを一緒に吐きだしてしまい、誤飲や窒息を引き起こす可能性があります。
また、お腹に空気がたくさんたまっていると、苦しくて機嫌が悪くなることが増えてしまいます。
それでも、ゲップが出なかったら?
ゲップが出なくても、心配する必要はありません!
飲み込んだ空気は、オナラとしてちゃんとでてきます。
5分ほど抱っこしていてもゲップが出なかったら、赤ちゃんの体の右下に丸めたバスタオルを差し込み、すこし傾斜をつけて寝かせてあげましょう。(吐き戻し防止まくらもおすすめです。)
そうすることで、吐き戻した母乳やミルクによって窒息するのを防いでくれます。
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