授乳の妨げになっていない?見直したい生活習慣とは
母乳量が増えないときは、気がつかないうちに母乳の出を悪くしている生活習慣があるかもしれません。
血行が悪くなる生活習慣です。
チェックしてみてくださいね。
1.冷え
「冷え」は、体の血の巡りが悪くなっている状態です。
血行が悪くなると、血液から作られる母乳の出も悪くなってしまいます。
こうした生活習慣に心当たりがあるママは、「冷え」になっているかもしれません。
- 運動不足
- 冷たい飲み物を多く飲む
- カフェインの入った飲み物を多く飲む
- 動物性脂肪、甘いものの食べ過ぎ
- タンパク質を余り取らない
- 間違ったダイエットで筋肉量が減っている
- 湯船につからないでシャワーで済ます
- エアコンの効いた部屋で長時間過ごす、など
助産師
飲み物は、ノンカフェインで温かいものを飲むのがおすすめ。
湯船につかるのは、産後1か月健診でお医者様のOKが出てからです。
2.肩こり
肩こりで血流が悪くなると母乳の出にも影響します。
肩の筋肉は、重い頭と腕を支えているので緊張しやすく、それが肩こりにつながります。
予防するには姿勢を良くすること、筋肉を動かすことです。
赤ちゃんを抱っこする、授乳をするなど、ママは前かがみの姿勢を取る時間が長いですよね。
赤ちゃんを抱っこした後は、肩周りのストレッチや肩甲骨を動かす運動をして緊張をほぐしましょう。
経験豊富な助産師さんに定期的に、母乳の出を良くするマッサージをしてもらうのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
母乳がよく出て、赤ちゃんも飲み方が上手になり、授乳ペースができるまではしばらく時間が必要です。
それまで、母乳の出を悪くすることだけは気をつけて、気長に授乳を続けてくださいね。
赤ちゃんと、ママとどっちが先に授乳に慣れるかな、そんな気持ちで楽しんでみるのもいいですね。
どうしても心配なときは、1回につき30~40ミリリットルのミルクを足して様子を見ましょう。
その際、母乳から授乳することと、母乳が出始めたらミルクの量を減らすことに気をつけてくださいね。
バランスのとれた食事を心がけ、忙しいときはサプリメントも活用して栄養をしっかり取りましょう。
最初から完全な母乳育児を目指すのではなく、できることを毎日根気よく続けていけばいいのです。
心配なときは、助産院のベテラン助産師さんや、産院の母乳外来などで相談するとほっとしますよ。
肩の力を抜いて、赤ちゃんと間近で過ごす授乳の時間を楽しめますように。
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