入院中思い出してほしい5つのこと
妊娠の方の多くが、順調な出産を想像しながら過ごしていると思います。
にこにこと大きなお腹を抱えて歩いている様子を思い浮かべたこともあるでしょう。
けれど、想像通りの妊娠・出産を経験できないこともあります。
すこしの無理が体に影響し、早産の恐れで入院することもあります。
入院しても、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
自分を責めたり、不安に駆られる方のために、今回は不安への対処法をまとめてみました。
1.インフォームド・コンセントはママを責めるためじゃない!
切迫早産の入院が決まると、医師からリスクの告知(インフォームド・コンセント)があると思います。
- 現在の週で生まれたときの生存率
- 胎児の未熟さ
- 将来にのこる障害の危険性
などです。
これは、治療方針を患者であるママにも十分に理解し、納得してもらったうえで進めるためのものです。
投与される薬の説明や、退院の目途などについても合わせて話があります。
耳に残るのは、やはり数パーセントのリスクではないでしょうか。
治療に対する同意書にサインを求められると、追い詰められた気持ちになるかもしれません。
「私のせいで、赤ちゃんがかわいそう」
「もし、今生まれてしまったらどうしよう」
でも、
リスクは、普通に出産する場合でももちろんあります。
リスクは、頭の片隅にしまいましょう。
ママは切迫早産に気付き、
を忘れてはいけません。
2.不安と闘っているのは自分だけじゃない
入院してみると、同じ状況に置かれた妊婦さんの存在に気づかされると思います。
どれだけ察してもらっても、家族や周囲の人に
自分の胸の痛みを本当にはわかってもらえない
と思っていませんか。
きっと、病室にいるママたちも同じ気持ちを抱えています。
出産への不安と、家族から離れて病室に寝る寂しさ。
なかには、上の子どもを預けて暮らさなくてはいけない方もいます。
3.不安は周囲と共有しよう
毎日顔を合わせる看護士さんも、入院生活を送っる上ではよきパートナーになってくれます。
一人では、悪い方向に考えてしまうものでも、分かち合うととても気持ちが楽になります。
先輩ママの体験談
その、入院生活を精神面で一番支えてくれたのは入院仲間の妊婦さんたちです。
前置胎盤や一卵性の双子で経過入院など、みなさん不安や寂しさを抱えて入院しています。
そんな他の妊婦さんと、経過に一喜一憂することもあれば、家族について語り合い、理想の病院食なんて、たわいもない話もたくさんしてよく笑いました。
寝食を共にした彼女たちとはその年にうまれた子どもたちを含め、今でも交流がありとても感謝しています。(20代後半・埼玉)
4.なにかに没頭する時間をもとう
入院生活は、1日のほとんどをベッドで過ごすことになります。
- 食事
- 看護士さんの健康観察
- 一定の間隔で医師の診察
があるのみです。
妊娠中は目の疲れもよくないと一般的にいわれます。
スマートフォンやデジタル機器を長時間使用することは、なるべく控えましょう。
ベッドでできることを考えましょう。(ハンドメイドをはじめたい方はこちら)
思わぬ趣味ができたり、退屈な空き時間もきっと充実したものになりますよ。
フェリシモ ご対面の日を夢見てちくちく 簡単に作れてすぐ使えるベビー小物の会(6回限定コレクション)
執筆者の体験談
材料や本はインターネットで自宅に届け、家族病院にもってきてもらいました。
編み物は材料も少なく、くずがでませんし、寝ながらでもできるので入院生活には最適でした。
1からはじめた編み物でしたが、最終的には赤ちゃんのベビーシューズまで編めるようになりました。
編み物以外にも読書や、クロスワードなど集中して取り組めたものは、時間があっという間にすぎ、いい気分転換になりました。
5.胸を張ってママになろう
切迫早産で大切なことは、シンプルに言えば
ということです。
お腹の中の赤ちゃんにとって、1日1日が大きな成長をもたらしているのです。
それがたとえ病院でも、大きな1日1日を赤ちゃん与えているのです。
切迫早産で入院といわれても、ご自分を責めないでください。
どんな風に時間を過ごせばいいのか悩んでいるママのために、赤ちゃんのお世話の予習はいかがでしょうか?
不安に駆られている時間を、生まれてくる赤ちゃんのための時間に変えてあげてください。
赤ちゃんの沐浴のしかた
https://www.youtube.com/watch?v=T2tpHQc2G2Q