妊娠40週(40w)50人に聞いた!検診の内容・陣痛が来なくて不安

助産師

妊娠初期の段階で予定日を知り、その日を楽しみにマタニティライフを過ごしてきたことでしょう。ところが、予定日を過ぎてしまい、気持ちがそわそわとなんとなく焦っているかもしれませんね。

いつ陣痛が始まってもいいように準備は整っているけれど、家族や知り合いから妊娠の兆候があるかとたずねられたり、医師にいわれたように運動もしているのに・・・。みんなが楽しみにしているだけなのですが、なんんとなくプレッシャーがかかって憂鬱になることも。

でも、赤ちゃんはそれを知ってか知らずかいつものように、元気にお腹で動き回っていませんか?お腹のなか居心地いいんだよー!あと少ししかいられないからもうちょっと待ってね。ってお母さんのお腹のなかを満喫していることでしょう。

お母さんも、出産後は動かないお腹を見てさみしくなることだってあるのです。あと少しだけ。その胎動を楽しんでください!

そして、お産がはじまるその時のために、あと少しの期間だけ体重管理や運動をして、赤ちゃんが出てきやすいように環境を整えてあげましょう。

予定日過ぎてもなかなか産まれなかった体験談

んちょママ6月生まれ、神奈川県在住

たくさん歩いてください。階段の上り下りやスクワットがオススメです。41週以降生まれなかったら入院で促進剤を打ちますといわれました

まるママ、5月生まれ、新潟県在住

GWの休診日だけど、心音確認に来てくださいといわれていて受診。子宮口の開きは1cm 内診で刺激したから、これが陣痛につながるかどうかねー。(いつ産まれますかね?)こればっかりは分からないんですよ!いつ産まれるかは僕も知りたい。笑 今後の予定として、産まれなければGW明けの41週の日に来てくださいね。

妊娠40週のお腹の大きさによるトラブル

助産師

妊娠40週ともなると、お母さんのお腹はもうパンパンに限界まで伸びて大きくなっています。とにかく日常生活も苦労の連続。すべてが思うようにいかず大変なことでしょう。

歩くこと

生活に必要な歩くことですが、それにプラスしてウォーキングを勧められることも多いでしょう。お腹が大きくなり、足元が見えにくくなっています。つまづかないよう気を付けましょう。また、股関節や恥骨が痛んだり、動悸がするような場合には無理をせずに。

睡眠

妊娠中、お腹が大きくなるにつれ仰向けに寝ることはできず、さらに、臨月に入ってからは、横向きでも熟睡できない日々が続いているのでは。お母さんの内臓が圧迫され苦しく、寝返りをうつのも一苦労。やっと眠りについたかと思えば、赤ちゃんが元気に動き回り目を覚ますことも。
夜の睡眠だけでは十分ではないと感じたら、日中も時間をつくってお昼寝をしてください。それも大事な出産準備です。

むくみ

お腹が最大限の大きさになっているからこそ、血流がさらに悪くなり、手や足がぱんぱんにむくむこともよくあります。出産が終わるまでは、完全にむくみを無くすことは難しいもの。しかし、お風呂で手足を温めたりマッサージをすることで改善されます。

お腹の大きさによるトラブルの体験談

ポン吉

呼吸している時も寝ている時もとにかく苦しくてつらい。歩き方もペンギンのような歩き方で日常生活が非常に不便に感じました。医師からはとにかく歩くこと。できればスクワットもしてくださいといわれました。

妊娠40週の妊婦健診での注意:運動

助産師

妊娠37週以降の妊婦健診では、安産のためや陣痛を促すために「運動する」ことを心がけるよう指導があります。特に妊娠40週となると陣痛を誘発するような運動をすすめられます。

次のような運動をすると股関節が柔らかくなり、骨盤が開きやすくなります。

スクワット運動

スクワットをすると、股関節が柔らかくなり骨盤も開きやすくなります。そのため、赤ちゃんが下のほうに降りてきやすく陣痛を誘発することにつながります。
悪天候でも、家のなかで自分のペースで運動をすることができますね。しかし、やりなれていないと転倒のおそれもあるため、無理のないよう注意しましょう。

ウォーキング

気合をいれなくともできる運動といえばウォーキング。子宮口が柔らかくなり、赤ちゃんが下に降りてきやすくなります。陣痛を促すとともに、お母さんのリフレッシュにもなります。お天気のよい日は散歩をして自然の風を感じたり、買い物のついでにお店のなかを歩いたり。気持ちも穏やかになりますね。

階段の昇り降り

階段の昇り降りをすることは、骨盤や股関節まわりの筋力アップにつながり、陣痛を促進する効果もあります。

すべて、立った姿勢でおこなう運動なのですが、これは、骨盤が開きやすくなったり子宮口が柔らかくなるだけでなく、重力で赤ちゃんが下へとさがりやすくなるのです。

どのような運動をするにしても、息切れやお腹の張り、足の痛みなどがでてきたら、無理をせずに休憩をとりましょう。

運動についての体験談

tateco 24歳 0歳5か月

予定日が近くなっても子宮口が開く気配はなかったので、ウォーキングや床の拭き掃除など積極的に体を動かすよう指導されました。この頃になるとお腹は頻繁に張るようになっていました。

りん・34歳

もう赤ちゃんの心拍が力強くて、今まさに命が生まれようとしている!という感じがつくづく実感できて、早く会いたくて仕方なかったです。もういつ産まれてもおかしくないので、できるだけ散歩や安産体操などをして、産道から赤ちゃんが通りやすく出てこれるように心がけていました。

みき・42歳

まだ赤ちゃんが(子宮口に)あまり降りてきていないので運動して下さいといわれました。散歩も毎日していたのに運動していない扱いされて釈然としませんでした。羊水も相変わらず少ないので、41週すぎて産まれないようなら陣痛促進剤を使いましょうといわれました。

妊娠40週で気になる症状:痔

助産師

恥ずかしくてなかなか人には話せないかもしれませんが、妊娠と出産をきっかけに痔になる人は多いものです。

妊娠したことで血液の量が増え、それが肛門付近でふくれて溜ってしまい、いぼ痔になりやすいのです。肛門のなかにできていた「いぼ痔」は、出産で力んだことで肛門の外にでてきてしまうことも。

また、妊娠中の便秘になりやすい状況から固い便となり、「切れ痔」になることもあります。

でも、「痔」はお薬で治るものがほとんどです。妊娠中でも出産後でも、医師に相談をしてお薬を処方してもらうとよいでしょう。

痔についての体験談

マイコ

先週子宮口が開く注射したけど全く開いてないね!もっと沢山歩いてくださいね。といわれた。でも1日6.7キロくらい歩いてたし自転車にも乗ってたし(刺激がいいんじゃないかと思った)もうこれ以上は無理だと思った。あとお尻が痛いよねーといわれた。

妊娠40週過ごし方まとめ

助産師

妊娠40週ともなると、今か今かとドキドキそわそわして毎日を過ごしていることでしょう。十月十日待っていたお母さんや家族は「予定日はあくまで予定」といわれても、一日も早く赤ちゃんに会いたくて仕方ないはずです。

でも、赤ちゃんはもう少しだけ、お母さんの居心地のよいお腹のなかでまったりしていたいのでしょう。これからスタートする赤ちゃんの長い人生。ほんの少しご対面を引きのばされているかもしれませんが、かわいい赤ちゃんにもうすぐ会えます!

さまざまな情報を目にしたり聞いたりして自分は異常なのかも…などと不安な気持ちになるかもしれません。でも、お産にはまったく同じかたちなどありません。みんな毎回違います。予定日以降の出産もひとつのかたち。

自分だけの「今回だけ」の出産を楽しみに待ちましょう。
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