助産師
出産が近くなり、今までとは違う症状もでることでしょう。お腹の張りが頻繁になったり、腰が痛くなったり、食欲がでてきたり。
出産へ向け、不安が増しているかもしれませんが、もうすぐ赤ちゃんに会えるのです。その楽しみとともに症状と向き合っていきましょう。
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妊娠37週で頻繁にお腹が張る!赤ちゃんはもう生まれるの?
助産師
頻繁にお腹が張るからといって、赤ちゃんがすぐに産まれるわけではありません。
出産の兆候は人それぞれですが、次のようなものがあります。
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腰痛や足の付け根の痛み
赤ちゃんが下へ降りてきたことで、今までよりさらに下半身に負担がかかります。
吐き気、下痢、便秘、おならが増える
出産へ向け、ホルモンバランスが変化し、不快な症状がでることも。
おりものが増える
おりものが増えることで、産道がなめらかになります。出産のときに赤ちゃんがスムーズにでてこられるように、お母さんの体が対応しているのです。
強い眠気
お腹が重いことやホルモンバランスの変化で、夜は熟睡できないものです。日中に強い眠気を感じることもあります。
妊娠37週の妊婦健診での注意:体重増加
助産師
臨月に、特に体重が増えやすくなるのには、理由があります。
臨月に体重が増えやすい理由
- 赤ちゃん自体が急激に成長をしていて、大きくなる時期である
- お腹が重くなって運動量が減る
- 子宮が下のほうに降りてきて胃が楽になり、食欲が増す
- 赤ちゃんが下がってくることで腸が圧迫され、便秘になりがちになる
体重が増えすぎると、こんな悪影響を及ぼすことも。
体重が増えすぎることで起こる悪影響
- 産道に脂肪がつきすぎると、お産が進みにくくなる
- 妊娠高血圧症候群のリスクが高まる
- 妊娠中毒症のリスクが高まる
妊娠初期時から気にし続けてきた体重管理。あと少しです!気を抜かず十分注意をしましょう。
体重増加の体験談
まつあい・29歳・7歳・22歳・男の子
食事では、塩分を控え、甘いものもなるべく控えるようにといわれました。
それから、赤ちゃんが産まれやすいように階段を昇り降りして体力をつけてといわれました。
ちゃママ・1月生まれ・福島県在住
妊娠37週の妊婦健診でのNSTの様子
助産師
妊娠37週以降は、妊婦健診のときに毎回「お産のための検査」としてNST検査を行います。
- 赤ちゃんの心拍が正常であるか
- 子宮収縮にあわせ、赤ちゃんの心拍があがるか
- 赤ちゃんがお産に十分耐えられるような体力があるか
通常であれば約30分~40分ほどで検査を終えますが、赤ちゃんがずっと寝ていたり、逆に活発に動きすぎるときには、検査時間は長くなることもあります。正常なときの心拍をモニタリングするためです。
胎動を感じたら、押してくださいね。とボタンのついた器具を渡されることも。胎動があるときに、心拍もあがっているかを見るためです。
お母さんがお産に向け準備をしているように、赤ちゃんも準備をはじめています。NST検査で聞こえてくるドクッドクッという心拍音は一緒にがんばろうね。という赤ちゃんからのメッセージに聞こえますね。
NSTの様子の体験談
さくら・娘3、1
さや
40週になっても出産の傾向がありませんでした。焦る私に、9割がたの人は「40週までに産まれるから」と慰めのような言葉をかけてくれました。
妊娠37週の妊婦健診での注意:運動
助産師
運動することのメリット
- 運動することで血流がよくなり、産道が開きやすくなる
- 子宮口が柔らかくなる
- 股関節をひらきやすくする
- お産とその後の育児のための体力をつける
- お母さんのリフレッシュになる
運動といっても、ジムに通ったりする必要はありません。日常生活に動くことを積極的に取り入れていくだけで、運動量は増えます。
妊娠37週におすすめの運動
ウォーキング
買い物ついでやお散歩と気軽に始められます。
安産体操
お産がスムーズにすすむように必要な筋肉を鍛える体操です。家の中でテレビを見たり、好きな音楽を聴いたりしながらできます。
階段の昇り降り
階段を昇り降りすることで、骨盤周辺の筋力アップが期待できます。大きなお腹で足元が見えにくいので注意しましょう。
ヨガやストレッチ
お腹に負担のかからない動作を選ぶといいですね。
スイミング
泳がなくても、水中を歩くだけで相当な運動量になります。
家事
毎日の洗濯干しや掃除も運動の一部。臨月には雑巾がけが推奨されます。
助産師
運動について注意された体験談
みー・3月生まれ・富山県在住
シイ・6月生まれ・滋賀県在住