子宮頸管無力症とは?体験をもとにした治療内容(頸管縫縮術)の紹介
妊娠期間中は色々なトラブルに直面するものです。
子宮頸管無力症と診断され、不安を抱く妊婦さんもいらっしゃると思います。
今回は、子宮頸管無力症とはどんなものか、医療系の書籍や医師からの説明をまとめてみました。
1.子宮頸管無力症と治療
子宮頸管無力症とは
子宮頸管無力症とは、体質や胎児の成長などによって、自覚がないまま子宮口が自然に開いてしまうものです。
そのため、流産や早産を引き起こしてしまいます。
治療
治療としては、頸管縫縮術という治療が主流なようです。
子宮頸管を医療用の糸やテープでしばり、赤ちゃんが下りてこられないようにする方法があります。
膣壁を前後に切開した上で糸をかけるというシロッカー手術と、切開をせず子宮頚部に巾着状に4ないし5方向の縫合を入れるマクドナルド手術の2方法があります。
一般的には、流産のリスクの少ない(技術も簡単で時間も短い)マクドナルド法が多く行われているようです。
そして、37週前後になったら抜糸をし、自然にお産がくるのを待つということになります。
2.頸管縫縮術はどんな時に行われるの?
- 15~20週、経膣超音波検査で頸管を診察した際、頸管が短くなっているなど兆候が見られるとき
- 多胎妊娠
- 切迫早産になった
- 過去の妊娠中、お産時に問題があった場合
(妊娠で頸管が短くなった・実際に早産をした・無力症と診断されたなど)
そのため、手術を勧められることが多いようです。
執筆者の体験・1人目、子宮頸管が短いことを指摘され続け35週で早産
元々、妊娠6ヶ月頃から子宮頸管が短くなっている(35mm)ことを指摘されていましたので、張り止めを1日の処方可能量ギリギリまで飲みました。
仕事も退職。
ひたすら自宅安静の日々でした。
主人が車を出せる時以外は、洗濯干しと取り込み、ゴミ出し・ポスト確認以外に外出は一切しませんでした。
また家事の最中お腹の張りを感じたら、すぐに横になって落ち着くのを待ちました。
「30mmを切ったら入院」と言われ、切迫早産一歩手前とのこと。
赤ちゃんがどうにか踏ん張ってくれたおかげで入院にはなりませんでしたが、耐えきれなくなったのか35週で破水、出産しました。
「35週で早産」といっても、35週なら元気いっぱいで生まれた子も多いとは思います。
うちの場合生まれた時の体重が2500g以下で、NICUにお世話になりました。
やはりもう少しお腹にいてほしかったと思います。
まとめ
いかがでしょうか?
子宮頸管が短くなっているといわれると、妊娠中はとても不安な思いで過ごされると思います。
じっとしていたくても動かなければならないこともあるかもしれません。
どうかお腹の子を第一に安静を徹底してお過ごしくださいね。
関連の記事
切迫早産を防ぎたい!子宮頸管無力症の手術と術後の生活と上の子の預け先
子宮頸管無力症で入院!入院生活と入院費・保険で知っておきたいこと
切迫早産で急な入院!長期の入院で必要な持ち物一覧(チェックシート付)
執筆:大内みなみ