授乳中の外出で注意すべきこと
赤ちゃんが産まれてしばらくは家で体を休めていたお母さんも、いつかは赤ちゃん連れで外出しなければならない時が来ます。
現在、7歳と2歳と0歳の3人を子育て中で、母乳育児中でもある筆者の体験を中心に、「こんなことに気をつければ赤ちゃん連れのお出かけも怖くない!」というポイントをまとめてみました。
1.まずは同行する人に理解を求める
これはお母さんと赤ちゃんだけでお出かけする時は必要ありませんが、同行者がいる場合にはとても大切なことです。
前もって伝えておくと、同行する方も心の準備ができます。
2.時間に余裕を持って行動する
赤ちゃんとの生活は思い通りにならないことばかりです。
出かけようと思うタイミングでウンチをして、おむつ替えどころか着替えまでしなければならないとか、おっぱいを欲しがって泣かれるとかはしょっちゅうです。
私自身、初めて子供を持った時は、あらかじめ決めておいた予定どおりに外出のスケジュールをこなせず、イライラすることが何度もありました。
そのイライラは、育児中心の生活の中で「あ、こういうものなんだ。」と納得できるようになるに連れてなくなりましたが、主人は仕事をしてカレンダー通りに休むという変わらない生活の中で、そのイライラを解消するのにかなり時間がかかっていました。
3.外出先に授乳しやすい場所があるか調べておく
大きなデパートやショッピングモールなどには快適な授乳室があるところも多いですが、そうでない場合は多目的トイレを利用するのがおすすめです。
比較的どこにでもあって探しやすいと思います。
4.授乳スタイルを隠す工夫
普通の服を裾からめくりあげて授乳をすると、いかにも授乳中という感じに見えてしまいます。
授乳服は授乳しやすいだけでなく、授乳スタイルのときに露出が少ないので、周りから目立ちにくくする効果もあり、遠めに見れば抱っこしているだけのように見えます。
せっかくのお出かけでオシャレをしたい気持ちもあると思いますが、デザインが工夫されていて授乳服に見えないようなものもたくさんあるので、機能重視でオシャレを楽しみましょう。
また、授乳ケープや大き目のストールなどを使って、さらに外側から隠してしまえば完璧です。
3人も母乳で育てていると、私自身は外で授乳することに羞恥心はあまり感じないのですが、逆に「あまり見たくない」「目のやり場に困る」と不快に思われる方もたくさんいらっしゃるので、そういう方々への配慮も必要ですね。
5.母乳で服を汚さない工夫
母乳が良くでるお母さんは、服に滲みでてしまうこともしばしばあります。
赤ちゃんが飲みこぼす場合に備えて、ベビースタイや着替えの予備があると安心です。
6.授乳間隔があきすぎないように注意
抱っこ紐やベビーカーで出かけていると、揺れの心地よさからなのか、普段受けない外での刺激のせいなのか、ぐっすり寝てしまう赤ちゃんも多いと思います。
楽だからとそのまま寝かせておかずに、授乳できる場所を確保しつつ、途中で起こして飲ませてあげましょう。
7.外出時間はなるべく短く、徐々に慣らす
赤ちゃんにとっても、いつもと違う環境で過ごすことは緊張と刺激を受けます。
家に帰ってなかなか寝なくなったり、夜泣きが激しくなったりすることもあるので、急に長時間の外出をしたりせず、そのような予定がある場合は、事前に短時間のお出かけに何回か慣らすことをおすすめします。
まとめ
普段家の中で育児中心の生活をしているお母さんにとって、外出するのはとてもリフレッシュになります。
慣れてしまえば授乳中の赤ちゃんが一緒でも全く苦ではありません。
むしろ、これから月齢が上がって、動きたい、歩きたいの自我がでてくるようになってからの方が子連れの外出は大変とも言えます。
授乳をわずらわしいと思わず、「今がチャンス!」と思って、赤ちゃんとのお出かけを楽しんでください。
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執筆:西藤みき