流産は妊娠22週未満に妊娠が中断してしまうことをいいます。流産のほとんどは12週未満の妊娠初期に起きています。
助産師
初期の流産は、大半が赤ちゃん側に原因があって起きるものです。
助産師
流産の原因・起こりやすい時期と、リスクを軽減する方法について紹介します。
妊娠初期の流産リスクを軽減する方法
初期流産の大半は、染色体異常など赤ちゃん側に原因があります。
助産師
初期には葉酸サプリを早期から飲んでいると起こりにくくなる先天性の疾患神経管閉鎖障害による流産も起こります。
症状は下腹部の張りと痛み、出血などが一般的です。
ごく初期には本人が気づかないうちに、いつもの生理のように赤ちゃんが流れてしまう場合もあります。
妊娠初期の流産、防げなかったのはママのせい?
助産師
ただ初期流産の原因神経管閉鎖障害は葉酸を摂取すれば発症リスクを減らせると厚生労働省も発表しています。
これは、母子手帳にも書かれていることです。
参考:厚生労働省
厚生労働省は妊娠期に効率よく葉酸を摂るために保険健康食品(サプリメント)で飲むよう勧めています。
葉酸サプリで神経管閉鎖障害の発症リスクを軽減しよう
葉酸は、緑黄色野菜、果物などの食材に多く含まれているビタミンBの一種です。
造血や細胞の生産を助けるので、赤ちゃんの細胞が作られる妊娠・授乳期に欠かせない栄養素です。
葉酸が不足すると発症リスクが高くなるのが、神経管閉鎖障害です。神経管は、脳や脊髄のもととなる細胞の集まりです。
助産師
上の方に閉鎖障害が起きると、脳の発育ができない無脳症などになってしまいます。
無脳症になると、赤ちゃんは生きていくことが難しく流産してしまうか、生まれても自分で生きられない赤ちゃんなので早期出産がすすめられます。
妊娠前からの葉酸摂取を
先天異常の多くは超初期に発生するので、妊娠に気づいてからの対処では遅くなります。
少なくとも妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの間、葉酸を適量摂取する必要があります。
助産師
毎日の食事では妊娠中に必要な葉酸を補うことはできません。なぜかというと食事からとる葉酸はポリグルタミン酸型という吸収されにくい形だから。
厚生労働省は、妊娠する1か月前から葉酸サプリを飲むことをすすめています。
食事に加え、栄養補助食品などから1日0.4mgを取ることも有効な方法です。
つわりで食事が思うように取れないときでも葉酸を取ることができます。
先天異常を防ぐためには、妊娠中の禁酒禁煙も欠かせませんよ。
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