小さな小さな命が宿った瞬間からママの体はママ一人のものではありません。
今までとは違う体の変化に戸惑うことも多くなりますよね。
助産師
しかし妊娠初期は、つい普段と変わらない生活をしてしまい無理することもあるかもしれませんね。
まだ実感は湧かないかもしれませんが、ママのお腹の中ではしっかり赤ちゃんが育っているんですよ。
妊娠初期に流産を防ぐためにしておくべきこと、ダメなこと10選
流産を防ぐためにも妊娠初期だからこそ気を付けて欲しいことがあります。流産を防ぐために先輩ママに次のことを聞いてみました。
- 妊娠初期にしておくべきこと
- 妊娠初期にしてはダメなこと
まとめていますので参考にしてみてくださいね。
妊娠初期に絶対に忘れてほしくないことその1:葉酸の飲み忘れ
妊娠初期は赤ちゃんの臓器が作られる大切な時期です。
妊娠初期に葉酸の摂取量が足りないと起こりやすい先天性疾患があります。
神経管閉鎖障害です。これは具体的に言うと神経系の発達に異常をきたしてしまうものです。
神経管閉鎖障害とはどんなものですか?
助産師
ママ
助産師
ママ
助産師
助産師
初めての妊娠では、葉酸の必要性を見落としてしまいがちです。お腹の赤ちゃんの発育のために、ちゃんとした葉酸を飲んであげたいですね。
助産師
きちんと必要量を補うなら厚生労働省も推奨しているモノグルタミン酸型葉酸を選ぶとよいですね。
助産師
助産師
- 葉酸400μg(吸収率の高いモノグルタミン酸型)
- ビタミンB6(つわりの症状を楽にしてくれる)
- EPA・DHA(脳・神経細胞の発達を助ける)
がちゃんと入っているものを選びましょう。
この3つを満たしている葉酸は本当に少ないのです。
ベルタ葉酸サプリ
とにかく安心して飲める葉酸サプリを探しているなら、このベルタ葉酸サプリが最もおすすめです。
理由は選ぶ基準をすべてクリアしているから。
吸収率
(モノグルタミン型葉酸) |
厚労省推奨:モノグルタミン型400㎍ |
神経の発達によい成分
(DHA・EPA) |
DHA・EPA配合 |
つわりの緩和成分
(ビタミンB6) |
栄養機能食品(ビタミンB6) |
価格 | 3980円(税込・送料無料) |
ポイント!
- 厚労省が妊娠初期の妊婦さんに勧めているモノグルタミン酸型葉酸サプリ(吸収率と安定性の高い酵母葉酸400㎍)
- 栄養学の研究で脳・神経細胞の発育に効果があるDHA・EPAが入っている
- 消費者庁にビタミンB6の栄養機能食品として認可されている
これだけのお墨付きのついた葉酸サプリなら、本当に安心ですよね。
ただし、他の葉酸サプリよりも数百円高いです。
安い葉酸サプリもあるのですが、
吸収率・赤ちゃんの発育・つわりの症状、どれもあきらめたくない!
そんなママには、ベルタ葉酸サプリが理想的です。
Lara Republic
吸収率
(モノグルタミン型葉酸) |
厚労省推奨:モノグルタミン型400㎍ |
脳・神経の発達によい成分
(DHA・EPA) |
なし |
つわりの緩和成分
(ビタミンB6) |
ビタミンB6配合 |
価格 | 2759円(税別・送料無料) |
ポイント!
日本では消費者庁から栄養機能食品(ビタミンB6)の認可を受けていないので、ビタミンB6がどの程度入っているかわかりません。
魅力的なのはつわりの治療に積極的なアメリカで、葉酸サプリの人気ランキング1位という実績があることです。
ママニック葉酸サプリ
吸収率
(モノグルタミン型葉酸) |
厚労省推奨:モノグルタミン型400㎍ |
神経の発達によい成分
(DHA・EPA) |
なし |
つわりの緩和成分
(ビタミンB6) |
配合量不明 |
価格 | 3500円(税込・送料無料) |
ポイント!
脳・神経の発育やつわりの緩和も期待しているママにはお勧めできません。
AFC葉酸サプリ
一番のおすすめはベルタ葉酸サプリです。実際に飲んでいたママたちの口コミを見たい方はこちら↓
妊娠初期にしてはダメなことその2:走ってしまう
妊娠初期にしてはいけないこととはどんなことがあるのでしょうか?
妊娠初期は一番流産しやすい時期だと言われています。
例えば過激な運動や体に負担になることは避けた方がいいですね。
ついつい身軽だった自分のままで動いてしまいますが、妊娠初期は一番大事な時期です。
ヒールのある靴を履いたり、つい走ってしまったりとママ本人も妊娠に対しての意識はまだ低く注意が必要かもしれません。
もしバランスを崩して転んでしまうと大変なことになりますので気を付けて下さいね。
先輩ママの体験談:思い切りこけてしまったら大変なことになってしまいます
流産を防ぐために運動はなるべく控えた方がいいです。
急いでいることがあり少し走ってしまいましたがたまたま転ばずにすみました。
もし思い切りこけてしまっていたら大変なことになっていたと思います。
(さやさや32歳、4歳息子、香川県在住)
妊娠初期にしてはダメなことその3:急激な体重増加
妊娠による体重増加はよくあることですね。
妊娠するとお腹の赤ちゃんへ栄養を送り込んだり、出産や授乳に備えて脂肪を蓄えるよう食欲が増していきます。
助産師
でも、妊娠中の急激な体重増加は要注意です。
様々なトラブルがあるためやはり気を付けなければいけません。
- 妊娠高血圧症候群
- 妊娠糖尿病
- 妊娠線ができる
- 産道に脂肪がつき難産になる
- 産後、元の体重に戻しづらい
リスクはこれだけではありません。
妊娠初期での急激な体重増加には特に気を付けたいですね。
助産師
つわりが落ち着く妊娠中期、食欲が増す妊娠後期に体重が急激に増えるので注意しましょうね。
※体質や持病によって体重管理には個人差があります。産科医の先生に相談することをおすすめします。
先輩ママの体験談:体重が初期の段階で8キロ増えてしまいました
悪阻中はとにかく、普段では考えられないぐらいお腹が空き夜中など、時間も関係なく空腹になりました。
空腹だと気持ち悪くて眠れなかった為、夜中にパンやラーメンなどを食べてしまっていました。
常にパンなどの炭水化物ばかり食べていたので妊娠初期の段階で体重が8Kg増えてしまいました。
妊娠初期で8Kgも増加してしまったため妊娠中期から後期にかけての体重管理がとても大変でした。
悪阻の時期にゼリーや野菜など、太らないための食べ物を考えて食べれば良かったと後悔しています。
茹でた野菜やゼリーやヨーグルトぐらいにしておけば良かったです。
(つかママ 26歳、0歳息子、東京都在住)
妊娠初期にしてはダメなことその4:重たい物を持つ
妊娠初期はまだ小さな小さな米粒程度の大きさの赤ちゃん。この時期はお腹に負担のかかることは控えた方がいいですね。
例えば、重たい荷物を持ってしまうことでお腹に力が入りおなかが張ってしまいます。
助産師
ついつい普段の生活がでてしまう妊娠初期。大切な小さな命を守るために気を付けてくださいね。
妊娠2か月・妊娠3か月に重いものを持っても大丈夫?何キロまで?助産師が力仕事しているママへアドバイス
先輩ママの体験談:軽めのものなら大丈夫だろうと持ち上げましたが持ったあとお腹が張るような感覚になりました
力に自信がある方でも妊娠したらできるだけ重いと思える物は持たないようにして下さい。一度持ったあとお腹が張るような感覚になりました。
幸い大事には至りませんでした。みなさんも気をつけて下さい。(めがねさん34歳、1歳娘、大阪府在住)
妊娠初期にしてはダメなことその5:無理をしないこと
妊娠初期は生理が遅れることや、悪阻症状がでてくることではじめて妊娠に気付くママも多いはず。
助産師
妊娠することでホルモンバランスが崩れ、色々なことにストレスを感じてしまいますね。今までスムーズにできていた仕事ができなくなってしまうこともあります。
助産師
先輩ママの体験談:無理して立ち仕事、最終的には切迫早産で入院するはめになりました
当たり前のことだけど大事なことだと思います。無理して立ち仕事、重い荷物を持ったりしていたのが原因かはわからないですけど、何度もお腹が痛くなって病院に行きました。最終的には切迫早産で入院するはめになりました。
(みきmama23歳、2歳娘、0歳娘、福島県在住)
妊娠初期にしておいてほしいこと
妊娠初期は妊娠1か月~妊娠4か月の半ばまでを指します。
妊娠初期にしておくべきことその1:妊娠報告の時期をパパと話し合う
家族や仕事関係など身近な方への妊娠報告はどうしていますか?
妊娠で気持ちが悪い時など配慮や協力をしてもらうためにもとても大事なことですね。しかし、まだ着床して間もない頃の早すぎる報告は控える方が多いようです。
助産師
先輩ママの体験談:あまりにも早く伝えてしまい残念な結果になり周りの人を悲しませることになった
妊娠初期、早く伝えてしまうとまだ何が起きるか分からないし、逆に報告が遅くなり気分を害する人もいます。
私は赤ちゃんの心拍がまだ確認できていない早い時期に伝えてしまったため、残念な結果になったときに、喜んでくれた周りの人を悲しませることになってしまいました。(ワル酔い41才、8才息子、6才息子、大分県在住)
妊娠初期にしておくべきことその2:妊娠したことへの自覚を持つ
妊娠したことへの自覚といっても、まだまだ妊娠したことさえ実感できない妊娠初期。つい普段通りの服装や生活を送りがちですが、お腹の中では赤ちゃんがしっかり育っていますよ。
しかし、妊娠したことへの自覚とはどんなことがあるのでしょうか?
助産師
きっとそれが「妊娠したことへの自覚を持つ」ということなのかもしれませんね。
先輩ママの体験談:妊娠初期はあまり自覚がなく、お腹を冷やしたり、低めのヒールをはいていました
今考えると怖いです。
妊娠初期は、何もしなくても流産の可能性があるのに、お腹や足を冷やしたり、ヒールをはいて転んだりなんてしたら何が起こるかわかりません。私は無事に生まれましたが、第二子ではそんなことはしないようにします。
(あんこ氏22歳、0歳息子、東京都在住)
妊娠初期にしておくべきことその3:穏やかなマタニティーライフを送る心がけ
妊娠初期はホルモンバランスが大きく乱れるため、気分や体調も日々変化してしまいます。
助産師
決して怠けているわけではありませんよ。
助産師
先輩ママの体験談:悪阻で寝ていることが多く、その罪悪感からストレスで難聴になってしまいました
体調不良と罪悪感から来るストレスが強すぎて突発性難聴になってしまったんです。
結果、その後遺症で一時的な難聴でなく完全な難聴になってしまいました。
一生の長さを考えたらほんのわずかな期間のことなので、罪悪感など持たずにゆったり過ごしたほうがいいと思います。
(まちゃママ40歳、5歳息子、東京都在住)
先輩ママの体験談:子供が産まれたら自分にかける時間がなくなりますので妊婦さんは今のうちに色々無理のない程度に自分の楽しみをもつべきです
まずは第1子の際に出産の準備をし過ぎたり子供のことや妊娠の経過を心配し過ぎたと思います。
心配ばかりで神経をはりめぐらせていたため、妊婦時代を疲れて過ごしてばかりでした。
安定期に入ったらもっと自分にかける時間を大切にして楽しむべきだと思います。
妊娠初期では経過を気にし過ぎてあまり何もできず、安定期に入ったら体重ばかり気になり食事も楽しめずウォーキングばかりでした。
後期になると出産が怖くて心配ばかりしていました。
子供が産まれたら何一つ自分にかける時間がなくなりますので妊婦さんは今のうちに色々無理のない程度に自分の楽しみをもつべきです。
(みらいの春31歳、2歳娘、1歳息子、北海道)
妊娠初期にしておくべきことその4:骨盤ベルトの着用
助産師
骨盤ベルトを着用することで、腰周りの筋肉だけで支えていた体をベルトが補助してくれますので腰痛の緩和に繋がりますよ。
腰への負担を少しでも減らすために骨盤ベルトの着用をおすすめします。産後赤ちゃんのお世話では中腰になることが多く、妊娠中の腰痛が産後に酷くなることもあります。
助産師
助産師や看護師に相談してみるといいですね。
先輩ママの体験談:私は妊娠してから出産するまでずっと激しい腰痛でかなりストレスでした
私もその内の1人でした。
しっかりと骨盤ベルトを着用すると良いと思います。
私は妊娠してから出産するまでずっと激しい腰痛でかなりストレスでしたが、なんのケアもしていませんでした。
骨盤ベルトでもつけておけばもう少し腰の痛みも軽減されストレスも減っていただろうなと思ったからです。
(ませ31歳、8歳息子、6歳息子、新潟県在)
妊娠初期にしておくべきことその5:マタニティーストラップの着用
助産師
移動先や移動中の急な体調不良や体調変化にでも、対応の遅れがなく妊娠していることを前提に処置することもできますので安心ですね。
先輩ママの体験談:マタニティストラップをつけて移動すると、つわりや貧血でつらい際に気づいてもらえます
お腹が大きくない時期、つわりや貧血でつらい際に気づいてもらえるのは大きいです。
席を譲ってもらったり、優先座席に座るのも罪悪感なしに座れます。
一人目妊娠の際、貧血で電車通勤で立っているのもつらく、目的の駅までに何度か降りて休憩していました。
優先座席に座っても周囲の冷たい目が気になりました。
妊娠でつらいのを伝えられずつらかったです。
(はるいちママ36歳、4歳息子、1歳娘、京都在住)
まとめ
妊娠初期に流産を防ぐためにしておくべきこと、ダメなことをまとめてみましたがいかがでしたか?
体験談では紹介できませんでしたが、妊娠初期にしてはダメなことの中に「喫煙や飲酒」などもあります。
妊娠初期に気を付けるというより、妊娠期において流産を防ぐために気を付けてほしいこととも言えますね。
しかし気を付けることばかりを考えてしまうと、せっかくのマタニティーライフを楽しむことができません。
助産師
一人で抱え込まず、無理のない日常生活を送ることが流産を防ぐポイントになるかもしれませんね。