妊娠初期症状の寒気と風邪を見分けるためにチェックしたいこと
助産師
風邪による寒気の場合、のどの痛みや咳などの症状が伴うことがあります。こちらは、妊娠初期症状としては起こらないものですよ。また、妊娠初期症状の場合、生理が遅れたり、高温期が続いていたりすることがあります。
また、乳房の張りや痛み、胃のムカムカや吐き気などの症状も、妊娠初期に起こりやすいです。
生理前に寒気に注意したい訳と注意したい悪寒とは
助産師
症状が軽い人もいれば、厚着しても症状が治まらないという人もいます。生理予定日を過ぎてからも寒気が継続するようなら、生理予定日1週間以降に妊娠検査薬を試してみましょう。
高熱がでた場合は妊娠初期症状?
妊娠初期は高温期が続きますが、平均的な体温は36.7~37度程度です。寒気に38度を超える高熱を伴う場合は、インフルエンザや風邪などにかかっているかもしれません。自己判断で風邪薬や解熱剤を服用するのは控え、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。
助産師
高熱が3日以上続いたり、風邪とは違う症状があったりするときは、すぐに病院に連絡してくださいね。
どの程度の痛みならOK?妊娠初期症状ではない痛みとは
助産師
また寒気だけでなく、背部痛や激しい嘔吐があるときは、腎盂腎炎(じんうじんえん)の可能性があります。腎盂腎炎とは尿路感染症のひとつで、妊娠中にかかりやすい病気なので、気をつけてくださいね。
放置していると腎臓の細菌が子宮に侵入し、卵膜に感染して早産を引き起こしてしまう可能性もあります。
妊娠超初期・妊娠初期に悪寒を感じたときに自宅でしたいこと
助産師
また夏場でも体を冷やさないよう、カーディガンなどのさっと羽織れるものを持ち歩いておくと安心ですよ。またぬるめの湯船長く浸かって体を温めたり、適度な運動をしたりしてもいいですね。ただ、妊娠初期は体調の変化が大きいものです。
無理のない範囲で実践するようにしましょう。