楽になりたい?つわりで夜気持ち悪くなる原因と軽くするためにしたいこと

ママ

夜になるとつわりがひどくなります。
早く楽になる方法ってないんでしょうか?

助産師

夜つわりがひどくなる人に特徴があります。チェック項目がいくつ当てはまるか試してくださいね。
一日の流れを思い出して、自分に当てはまるところがないか確認してみましょう。

夕方・夜につわりがひどくなる人のチェック項目

頑張り屋さん・生真面目である(断れないタイプ )

助産師

今までまじめに頑張ってきたママはつい、自分のことより業務や家事を優先しがち。
このページを読んでいる方は、きっと頑張りすぎていますよね?
つわりはママの体を休ませ、流産を防ぐために起こるという説もあるぐらいです。
赤ちゃんのためにも、できるだけ休んでくださいね。

仕事を続けている・2人目育児中である

自分の体調より優先すべきことがある人が陥りやすいのが、夕方から夜間にかけてつわりの症状がひどくなること。
頑張り屋さんなのはとても素晴らしいのですが、今から休む癖をつけてください。

助産師

自分のために休む癖をつけていないママは、産後に母乳の出が悪くて悩む人も多いのです。妊娠も授乳も血液が大切。
ママの血液は、休まないとしっかり作られません。

夕方・夜になると毎日つらい

助産師

人間には体温リズムがあり、夕方頃に一番体温が高くなるから。
体温が高くなると、つわりがひどくなるママが多いので夕方に業務や家事をためない工夫が必要です。

お腹がすいても間食などを口にしていない

助産師

妊娠時は通常より養分を必要とするため、夜は低血糖になりやすいんです。
食べつわりが始まるママに起こりやすいようです。

ビタミンB6入りの葉酸サプリを飲んでいない

つわりを少しでも軽くしたいと思っているママへ
厚生労働省が紹介しているつわりの緩和方法を詳しい記事にしています。

妊婦さんの80%に好評!

助産師

安心してください。赤ちゃんに必要な葉酸サプリの選び方を変えるとつわりの緩和にもなる方法です。
飲み方にもコツがあります。

つらいママが、
これ以上苦しまないように写真入りで
つわり中の飲み方を説明しています。

夜気持ちが悪くなりやすい人の夜の過ごし方

助産師

夜に気持ちが悪くなりやすい人にとにかく、一週間以上試してもらいたいのが
ビタミンB6入りの葉酸サプリです。
厚生労働省の運営する医療サイトでもすすめられているので、ぜひ赤ちゃんとママのために試してもらいたいです。
つわりが楽になる葉酸サプリを選んでいますか?

葉酸サプリを正しく選ぶとつわりの症状が軽くなります。
妊娠初期は赤ちゃんにとっても葉酸は大切ですよ!

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生活しやすい対処法をいくつか紹介しますので、葉酸サプリと合わせて活用してください。

1.夕飯にも工夫が必要

助産師

においが少ない(麺類)・水分の多い(フルーツ)・つめたいもの(ゼリー・アイス)がお勧めです。

うどんやそうめんなどの麺類(野菜を入れ、味付けのレパートリーをかえるとOK

グレープフルーツやバナナなどの果物を細かく切り冷蔵庫にストックしておくと便利です。

助産師

妊娠初期は、栄養をしっかり摂れなくても赤ちゃんへの影響は大きくありません。食べられるものを探して口にすることが大切です。

2.低血糖・空腹をさける

妊娠中は子宮が大きくなる・胎盤形成されるなど、いつもよりエネルギーが必要です。
もちろん食べすぎは太る原因なので注意がいりますが、低血糖状態のコントロールで
昼食後から夕食までに時間が空く場合は、夕方にアメやゼリー、ジュースなどでうまく糖分を補給するようにしましょう。

助産師

つわりがひどい時期は1日3回の食事にこだわらず、少量の食事を1日5~6回とることが理想とされています。

3.体温の上昇を避ける

人間には体温リズムがあり、1日のうちで夕方頃に最も高くなるといわれています。

助産師

体温が高くなるとつわりがひどくなりやすいので、体温を上げないように
熱い湯舟が大好きな人も、しんどい時はシャワーのほうがよいですよ

4.疲労を極力避ける

助産師

疲労がピークになる夕方以降はつわりがひどくなりやすいので無理は禁物です。
休憩をこまめに取る・家事は体調がよい日にまとめて行う
など工夫
してください。

つわりの症状は1日のうちでも変化する?

助産師

つわりの症状は1日のうちでも好調なときと不調なときがあり、おもに朝・昼・夜の時間帯で症状が変わります。こちらも個人差はありますが、昼は比較的症状が軽く、夕方以降に症状が重くなる人が多いようです。

つわりは時間帯によって好調・不調がありますが、もし一日中つらくて何もできないという場合は無理をせず、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。
また、1日のうちとは限らず「先週は調子が良かったのに、今週はつわりがひどい」など、週によっても変化があることを覚えておいてください。

朝のつわりの症状は?

朝はスッキリしている人も多い反面、食べないと気持ちが悪くなるという「食べつわり」の人は朝に不調を感じることが多いですね。

助産師

食べつわりは胃が空っぽだと気持ち悪くなりますから、枕元にクッキーやおにぎりなどを置いておき、起きる前に食べると効果的です。

また、通勤時の対策も大切ですね。電車や車の揺れで気持ち悪くなる場合もありますから、なるべく混む時間帯を避け時間に余裕を持って動きましょう。
バッグの中にビニール袋や気分がスッキリする炭酸飲料、ミント系のタブレットなどを持ち歩くのも対策のひとつです。

葉酸サプリの飲み方を参考にしてください。

昼のつわりの症状は?

昼間は仕事や家事の緊張感に追われるためか、症状が軽いという人が多いようです。

助産師

ただ、昼間に無理をし過ぎると夜に影響しますから、適度に休息をとりましょう。
また「食べつわり」の人は空腹を避け、こまめに食べたり飲んだりすることも忘れないでくださいね。
昼間は昼食時のにおいにも注意が必要です。においが気になる場合はマスクをつけたり、においの少ない冷たいものを食べるか、温かいものは冷ましてから食べるなど工夫しましょう。

夜のつわりの症状は?

夕方から夜にかけての症状はもっとも重く、夕飯の支度などで忙しい時間帯ですが「動けない」「横になりひたすら耐える」という人も多いようです。
夜に症状がひどくなる原因として、疲労のピーク、体温の上昇、交感神経の切り替わり、低血糖状態などが挙げられます。

助産師

体調がひどいときは栄養面を気にして無理に食べるより、とにかく体を休め体力の低下を防ぎましょう。夕飯の用意も外食で済ませたり、惣菜を購入するなど負担のかからない方法を取り入れてみてください。

どんなにつらくても、つわりがあるのは赤ちゃんが成長している証しです。ひとりで抱え込むのではなく、家族やパートナーにもつらい状況を話し、理解してもらうことで心の負担も軽くなるはずですよ。

そもそもつわりはなぜあるの?

助産師

つわりがある理由もはっきりしていませんが、妊娠初期に経験する人が多いことから、ホルモンバランスの変化や精神的ストレスが原因とされています。
ホルモンバランスの変化とは、妊娠すると「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」や「エストロゲン(卵胞ホルモン)」などのホルモンが急激に分泌されることです。あまりに急激に増えるため、体がそれについていかずつわりが起きてしまうのです。

精神的ストレスは、妊娠すると体がさまざまな変化をしていきますが、それに対し心が追いつかず自律神経が乱れてしまうということです。
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食べづわりで気持ち悪く、眠れない場合

助産師

「食べつわり」は空腹感で気持ち悪くなりますが、空腹で低血糖になるとドーパミンが分泌され、脳が活性化して目が覚めてしまいます。そのため、少量でも何か食べたり飲んだりして糖分を補給しましょう。

寝る前に食べると虫歯の心配やカロリーが気になるという人は、夕食を食べたあと早めに横になり、空腹を感じる前に寝てしまうのも有効な手段です。

吐きつわりで横になると胃酸が上がってくる場合

食べても食べなくても気持ちが悪くなってしまう「吐きつわり」の人は、たくさん吐くことで胃が空っぽの状態になり、胃酸が出やすくなっています。

助産師

胃酸が増えると逆流しやすく、横になれないということもあります。そのときは、枕の位置を少し上げ上半身を高くすると胃酸の逆流を防げますよ

そのほかにも「シムスの体位」といって、左側を下にして横向きのポーズで寝ると血液の循環が良くなりリラックスして眠ることができます。この「シムスの体位」は抱き枕などを使うと姿勢が安定して楽になりますから、ぜひ試してみてください。

つわりで目がさえて眠れない場合

助産師

忙しく動いている日中に比べると、リラックスしている夜はどうしてもつわりに意識が向いてしまいます。そのせいで余計に目がさえて眠れなくなってしまうということはありませんか?
その場合は焦って寝ようとせず、昼寝の時間を設けてみましょう。夜の睡眠に比べて昼寝は3倍もの効果があるといわれています。

それ以外にも、むくみや血行不良は不眠の原因となりますから、足元を高くして血行を促すと効果的です。下着やパジャマの締め付けもつわりを悪化させるので、ゆったりと着られるものを選びましょう。
頭を少し冷やすとリラックス効果も得られるのでお勧めですよ。

こんな時はつわりでも医師に相談したい


助産師

妊娠中の女性の多くが経験するつわりですが、あまりにひどい場合や我慢をし過ぎると「妊娠悪阻(にんしんおそ)」の可能性もあります。「妊娠悪阻」とは、つわりが重症化したもので、放っておくと胎児にも母体にも危険が及びます。

「妊娠悪阻」のチェックポイントは以下の5つですので、1つでも当てはまる場合はかかりつけの産婦人科を受診し相談しましょう。

  • つわりがひどく水すらも飲めない。
  • 1日に何度もおう吐している。
  • 吐いたものに胆汁や血液が混じっている。
  • 体重が急激に減った。
  • トイレに行っても尿が少ない、または出ない。

気を付けたい症状とは?

助産師

妊娠期の頭痛にも注意が必要です。つわりの症状として頭痛はありますが、「脱水症状」や「妊娠高血圧症候群」の恐れもあります。
「脱水症状」は、つわりがひどく水も飲めない状態で、水を飲んでいても尿が出ない、尿の色が異常に濃い場合に考えられます。ひどくなると、倦怠感や体重低下、手足のしびれなどを伴い非常に危険です。

「妊娠高血圧症候群」は、高血圧により頭痛やめまいが起きるもので、特徴的な自覚症状はむくみです。産婦人科で血圧測定や尿たんぱくの検査がありますから重症化することは少ないようですが、血圧が高い人は食事や生活習慣に気をつけましょう。