助産師
妊娠13週目は、赤ちゃんが人間らしい姿となってくる時期です。妊婦さんの子宮も少しずつ大きくなってくる時期でもあります。
またこの時期はつわりで苦しむ妊婦さんが多い時期でもあるんですね。つわりが続くとストレスがたまり、気が滅入ることもあるでしょう。
今回は妊娠13週の時期の注意点や過ごし方についてお話ししていきたいと思います。
妊娠13週目のお腹の大きさと4Dエコー
助産師
妊娠すると妊婦さんのお腹は徐々に大きくなっていきますが、妊娠13週目はまだお腹の膨らみはそこまで目立ちません。膨らみが分かるようになるのは妊娠16週ごろといわれています。
そして妊婦健診で楽しみなのが赤ちゃんの様子が立体的にはっきり見える4Dエコー。産院よって4Dエコーを実施しているところとそうでないところがありますが、エコーでは赤ちゃんの手足がはっきりと見えるようになります。
少しずつ人間らしい姿になってきて、エコーを見るのが待ち遠しく感じますよね。
4Dエコーの体験談
くり・28歳・1歳女の子
4Dエコーで小さな手や足も見えてもう人間らしいからだができてきていることに驚きました。手足を一生懸命動かしていて、先生もよく動いていて元気だね、かわいいといってくださりとてもうれしく安心しました。
なずな・32歳・3歳男の子・25週
人の形になってきたといわれたことが印象的でした。胎動もだんだん感じるはずといわれ、よく考えたらポコポコお腹が動いているのは胎動だったのかもと気づきました。とにかく仕事を無理せず、疲れを感じたらすぐに休むようにいわれました。
妊娠13週目の初期症状:終わらないつわり
助産師
この時期はつわりで苦しむ妊婦さんも多いのではないでしょうか。
つわりの程度は人によってさまざまですが、ひどい場合は水も飲めず入院になる人もいて、この状態は妊娠悪阻といわれています。つわりがひどいときには次のことを意識して生活しましょう。
つわりがひどいときに意識したいこと
- 食べれるときに食べたいものを食べる。
- 水分はこまめにとるようにする。
- 無理はせずに横になって休む。
つわりによる気持ち悪さで食べることができなくても、お腹の赤ちゃんは、もともと母体に蓄えられているエネルギーを吸収して成長するので心配する必要はありません。
個人差はありますが、だいたい安定期に入るとつわりがおさまることが多いです。
つわりの体験談
みか・42歳・8歳女の子・妊娠10週
つわりが楽になる方法はないかと聞いたところ、しんどいときは無理せず休んでくださいといわれました。食べられなくても水分補給はしっかりしてくださいといわれました。つわりの吐き気で食欲が落ちていて赤ちゃんに栄養が送れないではと私は気にしていましたが、問題ないといわれてほっとしていました。
さな・31歳・現在妊娠中・子供の性別は不明です
特に多くはいわれなかったのですが、12週前後が悪阻で苦しくなってきていた時期なので、そのときに、あと1か月もすれば楽になっていろいろ食べれるようになるから頑張って、といわれました。悪阻中は食べれるものを食べれたらいいからと、無理をしないようにいわれました。
妊娠13週目の初期症状:下腹部痛
助産師
妊娠13週ごろになると下腹部痛を訴える人がいます。病院に行ったほうがよいのかどうか迷ってしまいますよね。
この下腹部痛は、子宮を支える靭帯が、大きくなる子宮に合わせて柔らかく、伸びたり縮んだりする際に起こる痛みといわれています。そのため、心配しすぎる必要はありません。
ただ、我慢できないくらい強い痛み、出血をともなう痛みのときにはほかの原因が考えられるので病院を受診するようにしましょう。
下腹部痛の体験談
やまもも・34歳・現在11か月の女の子
特に問題なく成長していました。ときどき子宮がキュッと痛くなることがあり、心配でしたが、赤ちゃんの成長にともなって子宮が大きくなっているといわれて、納得しました。通勤時間が長く心配だと話したら、周りからはまだ妊娠が分からない時期なので、必ず妊婦マークをつけるようにいわれました。
妊娠13週目の妊婦検診 1. 体重管理
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