妊娠超初期はおりものがでない?少ない?着床後の妊娠の兆候を助産師が教えます

3.妊娠超初期・妊娠初期のおりものの量はホルモンバランスによって変わります

助産師

おりものはホルモンの分泌量に影響をうけます。

妊娠初期のホルモンには

・ヒト絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン(hCG)
・卵胞ホルモン(エストロゲン)
・黄体ホルモン(プロゲステロン)
の3つがあります。

ヒト絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン(hCG)

hCG妊娠4週頃から尿中にでてくるため、妊娠判定の目安として使われます。

助産師

妊娠検査薬はこのhCGに反応するのですね。妊娠を維持するため、妊娠黄体を刺激してエストロゲンやプロゲステロンを分泌させようと働きます。妊娠10週まで量が増え、胎盤が完成に近づきエストロゲンやプロゲステロンの産生が胎盤に移ると量が減っていきます。

hCGホルモンが増えるとつわりが重度化しやすいといわれています。
つわりが始まる前に始めてもらいたいのが、ビタミンB6が入った葉酸サプリです。

厚生労働省のサイトで紹介されている容量・用法は
ビタミンB6を1回10-25 mg、1日3-4回

助産師

ビタミンB6は1回10-25 mgも必要です。葉酸サプリに含まれるビタミンB6の量を表にまとめました。
ドラッグストアなどで手に入る葉酸サプリは、ビタミンB6が1mg程度しか入っていません。つわりのためには飲んでも意味がないので紹介していません。

葉酸サプリ内のビタミンB6の含有量
 

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21mg

 

ベルタ葉酸サプリ

4mg
はぐくみ葉酸 1.2mg
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助産師

アメリカ産婦人科学会で紹介されている方法を試したいなら、1回あたり10-25mgのビタミンB6を1日3-4回にわけて飲むのが理想です。

ですので、1日4回にわけて飲めるメルミー葉酸サプリがよいと思います。

つわりを楽にしたいならメルミー葉酸サプリがおすすめ


卵胞ホルモン(エストロゲン)

胎盤が完成してくると量が増えていきます。

助産師

妊娠維持と分娩(ぶんべん)準備、乳汁分泌の準備と妊娠中の乳汁分泌抑制というような反対の働きを同時に行っています。とても重要なホルモンですね。

分娩後、胎盤がでるとエストロゲンは減少し、乳汁分泌が開始されます。エストロゲンが増えるとおりものの量も増えます。

黄体ホルモン(プロゲステロン)

エストロゲンと同じく、胎盤が完成してくると量が増えていきます。

助産師

妊娠維持と乳汁分泌の準備と妊娠中の分泌抑制はエストロゲンと同じような働きですが、プロゲステロンは妊娠中の排卵の抑制という働きもあります。プロゲステロンも胎盤ができあがると減少します。黄体ホルモンが減ると母乳の分泌がはじまります。

4.妊娠検査薬をフライングで使ってもいいの?


妊娠かなと思ったときにまず妊娠検査薬を使うと思いますが、最近はフライング検査という言葉もよく耳にするようになりました。

助産師

hCGが尿中にでてくるのは4週頃です。4週目というと、ちょうど生理予定日頃になります。妊娠検査薬はhCGが50mlU/mLまで増えると反応するようになっているので、生理予定日の1週間後から使うのが一般的です。

早く知りたいという気持ちも分かるのですが、フライング検査でははっきりとした結果がわかりません。早い時期でも反応がでるように作られた早期妊娠検査薬もありますが、検査薬の用法をしっかり守って使うことをおすすめします。

フライング妊娠検査の判定結果は正しいの? 判定線が出たら妊娠初期症状がなくても妊娠している!?

5.妊娠かなと思ったときに気を付けたいこと

妊娠しているか気になる女性へおすすめの基礎体温

おりものだけでは判断するのは難しいですね。妊娠しているか気になる場合は基礎体温を測るのがおすすめです。

助産師

基礎体温は排卵の前後で低温期と高温期にわかれるのが理想的な形です。妊娠すると高温期が2週間以上続きます。

妊娠初期の4週~11週頃は胎児の神経系、呼吸器系、循環器系、消化器系などの主要な器官が形成される時期です。たばこやアルコール、薬などの影響で奇形などの先天性異常を起こす危険性が高い時期でもあります。基礎体温をしっかりつけて、妊娠かなと気付ければ注意することができますよね。

葉酸を取ろう!

助産師

ふだんの生活でも妊娠中でも、バランスよく栄養を取るよう心がけるのはもちろん大切ですね。特に、妊娠初期は胎児の主要な器官が形成される時期、言い換えれば細胞分裂が活発に行われる時期です。その細胞分裂を助けてくれる栄養素である葉酸をしっかり取りましょう。
赤ちゃんに本当に必要な葉酸サプリを選んでいますか?

>妊娠初期は重要な体の器官が完成していく時期です。
細胞分裂が盛んな今、
正しい葉酸サプリを選べていますか?

80%のママが読んでいます!

妊娠前~妊娠初期に葉酸を摂取することで、脳や脊髄の先天性異常である神経管閉鎖障害のリスクを下げることができます。厚生労働省も妊娠を希望する女性と妊娠中の女性は1日400?の葉酸摂取を推奨しています。

葉酸は先天性異常のリスクを下げるだけでなく、貧血にも効果的です。しかし、葉酸は食事だけから摂取するのは難しいので、補助的にサプリで摂取するのがおすすめです。

まとめ:大切なのは自分の体を知ること

妊娠超初期にはおりものの変化や、胸の張り、頭痛など体の変化があるかもしれません。それは個人差もあることなので、こうだから必ずしも妊娠と判断することはできません。

でも、ふだんの自分の体をきちんと知っていれば、いつもと違うなと気付くことができます。そこから妊娠したかもしれないと判断することは可能だと思います。

自分の生理周期で起こる体の変化やおりものの変化を知ることが大切なのではないでしょうか。助産師として、女性の皆さんにお伝えします。是非自分の体に興味を持ち、自分の体をよく知ってくださいね。

つわりが楽になる葉酸サプリを選んでいますか?


葉酸サプリを正しく選ぶとつわりの症状が軽くなります。妊娠初期は赤ちゃんの重要な体の器官が完成していく時期です。その細胞分裂が盛んな時期に正しい葉酸サプリを選べばママも赤ちゃんも幸せになれますね。

産婦人科医が選んだ葉酸サプリを紹介します。