妊娠超初期は妊娠に気づきにくいため、旦那さんとの夜の営み(セックス)や飲酒・受動喫煙などで不安になるママもいます。
今、出血したり、体調が悪くなっていないなら、今後は気を付けるようにしてください。
この時期に流産が気になっているママには、もう一つ注意してほしいことがあります。
神経閉鎖障害(無脳症・二分脊椎症)です。
厚生労働省は妊娠する2か月前から飲むように勧めているのですが、母子手帳で勧めているので知らない人が多いんですよ。助産師
初めて妊娠したママは知らない人もいるかもしれません。
ママの体の中で葉酸が足りないことで脳や神経がうまくできない先天的な障害です。
葉酸サプリを飲んでいると防げるものです。
まだ妊娠しているか自信がない…というママでも飲んでください。初めて妊娠するママは、妊娠9週目で母子手帳をもらって初めて、葉酸サプリが必要だと初めて知ることが多いです。
でも、写真を見てください。妊娠9週は頭もしっかりでき始めています。
妊娠したと自覚した時から飲み始めても本当は遅いぐらいなんですね。
赤ちゃんのために必要な葉酸サプリを飲んであげてください。貧血になったことのあるママ、野菜不足のママ、最近ダイエットしていたママは1日でも早く飲んでほしいです。
妊娠超初期に飲みたい!
妊娠超初期に陥りやすい失敗!あなたはこんなことしていませんか?
妊娠の可能性があるときは、念のため気をつけて生活していたいものです。
妊娠に気が付かず、ママが後悔したことをまとめてご紹介します。また、助産師からのアドバイスも合わせて参考にして流産などを引き起こさない生活を心がけましょう。
1.妊娠に気づかず飲酒してしまった場合
アルコールは、胎盤を通して胎児の発達を阻害することがわかっていて、赤ちゃんの成長障害、中枢神経障がい、奇形などを起こします。少量なら安全とはいえません。
お酒の席では、その場の雰囲気で飲酒を断れないこともありますね。お酒は断れても、たばこの副流煙は避けるのが難しいでしょう。
楽しい気分だけ味わえればと思って参加しても、後悔することになってしまいます。
ただし、妊娠とは知らず、少量のワインを飲んだ程度では問題はないと産婦人科では案内しています。
助産師
というのも、妊娠に気づくかどうかという時期は、ちょうど脳などの大切な神経細胞ができています。この時期に正常に細胞分裂できないと大きな障害を負ってしまったり、死産となるリスクが高くなります。
細胞が正常に分裂できるように促してくれる栄養素が葉酸です。葉酸はもちろん食品からもとってもらいたいのですが、壊れやすく吸収されづらいので厚生労働省も推奨しているようにサプリメントでとることがおすすめです。
天然型葉酸では吸収率が下がりますので、モノグルタミン酸型の葉酸を摂取してください。
先輩ママの体験談:妊娠していたせいかいつもより酔いが回りやすかった
(さやさや32歳・4歳息子・香川県在住)
先輩ママの体験談:飲酒
妊娠に気付いていなかったので、普通にお酒を飲んでしまっていたことです。
もし妊娠の可能性があるならお酒を控えようと思いました。
(ともまま26歳・4歳娘・4か月息子・宮城県在住)
先輩ママの体験談:飲酒
お酒が好きで週に3日くらいは飲んでいたので、妊娠に気づかずに飲み会に参加し飲んでしまったことに後悔しました。
2子目では、心当たりがあるときは気をつけたいです。
(りこ27歳・0歳息子・広島県在住)
先輩ママの体験談:飲み会に参加したこと
アルコールを飲むのはどうにか回避しましたが、たばこを吸っている人から離れることは難しく副流煙が気になってしまいました。
不安になるくらいならはじめから参加しなければよかったと思いました。
(杏ママ40歳、8か月娘、北海道在住)
2.出血の危険も!性行為をしてしまった場合
助産師
妊娠に何かの異常がある場合は避けた方がいいでしょう。基本的に無理をしないことです。
不安なときは、産婦人科の医師に相談してください。
助産師
厚生労働省は母子手帳でも葉酸を摂取することを勧めています。ただ、母子手帳が発行されるのは心音を確認できたあと。最も大切な今、早めに葉酸を飲んでくださいね。
↓葉酸を飲んでいない場合のデメリットはこちらの記事を参考にしてください。
妊娠1か月の行動で胎児の先天性リスクが高くなる?受精から着床までイラストで紹介!
先輩ママの体験談:性行為
それが原因かは分からないのですが、出血をしてしまい流産をしてしまいました。
それからまた妊娠できたので、性行為には絶対気をつけていました。
(ゆーママ28歳・5歳息子・2か月息子・静岡在住)
3.喫煙・副流煙を吸い込んだ場合
助産師
赤ちゃんの体にも影響を与えるとともに、血管の収縮を起こします。
禁煙は時間がかかるものです。妊娠を希望される方は、パートナーとともに早めに禁煙することをおすすめします。
妊娠中の夫の喫煙に気をつけて!タバコの煙の受動喫煙からお腹の赤ちゃんを守る方法15選
先輩ママの体験談:喫煙
妊娠が分かる前、妊娠が判明した後もいきなりたばこをやめることができなくて数日吸ってしまいました。
(みーちゃん29歳・ 7歳娘・5歳息子・2歳息子・群馬県在住)
先輩ママの体験談:喫煙・飲酒・市販薬の服用
妊娠していると気付かずに、ふだん通りたばこを吸い、お酒を飲んでしまっていました。
妊娠のせいかはわかりませんが、体調が悪かったので市販の風邪薬を飲んでしまいました。
(童顔まま28歳・長女7歳・長男3歳・愛知県在住)
4.体調が悪くて市販薬を服用した場合
助産師
しかし、特に危険な薬はもとから市販されていません。市販薬を服用しても、それほど不安になる必要はありません。妊娠の可能性があるときは、風邪や頭痛でも医師に相談してください。
妊娠中の頭痛で薬が飲めない!でも大丈夫?保健師が教える妊娠初期・中期の頭痛の正しい対処法
先輩ママの体験談:偏頭痛持ちで痛み止めを常用
2人目のときには生理予定日が過ぎたと同時に妊娠判定を行い以上のことにより一層気をつけて過ごしていました。
(りっちゃんまま27歳・2歳息子・0歳娘・兵庫県在住)
先輩ママの体験談:毎日頭痛で薬を飲んでいた
頭痛がひどかったので、毎日頭痛薬を飲んでいました。そしたら妊娠していたことがわかり、薬を飲まなければ良かったと後悔しました。
(ぽんぽ26歳・1歳息子・岩手県在住)
5.アクティブなママは特に注意!激しい運動を行った場合
妊娠中でも、適度な運動は体調管理の上で必要なことです。血行も良くなり、出産に必要な体力・筋力も維持できます。ただし、いつも以上に激しい運動をするのはやめましょう。
先輩ママの体験談:運動など
他には、勢いよく走り、重い物を持って運ぶ動作を毎日のようにしたこと。
(sakuhoshi28歳、0歳娘、大阪府在住)
先輩ママの体験談:スポーツ、山登り
妊娠に気づかずに、スポーツや山登りをしていたのですが、どちらも途中で足や胃が痛くて体調を崩してしまったので、もっと早く体調の変化に気づくべきだったと後悔しました。
(ひみこ31歳・3歳息子・2歳息子・奈良市在住)
6.重いものを持ってしまった場合
助産師
持ってしまったからといって、赤ちゃんに影響があるわけではありません。しかし、お腹が張りやすくなるなど、負担がかかるのでできるだけ重いものを持つのは控えてください。
妊娠初期に重いものを持っても大丈夫?何キロまで?助産師が力仕事しているママへアドバイス
先輩ママの体験談:力仕事をして切迫流産に
でも初期で出血し「切迫流産」と診断されてしまいました。
赤ちゃんに問題はありませんでしたが、二人目のときは無理をしないように気を付けたいと思います。
(とうまママ24歳・息子1歳5か月・青森県在住)
先輩ママの体験談:仕事で重い荷物を運んでいた
仕事が重い荷物などを持ったり運んだりする仕事で周りの人に頼むことができず無理して運んでいました。
それにより妊娠初期に切迫流産になりかけました。
もっと早く仕事を辞めたらよかったと思いました。
2人目は1人目の息子もいるので仕事もせず、重たいものも持たないようにのんびり子育てしたいです。
(うたまま25歳、0歳6か月息子)
7.体を冷やしまった場合(特に冬場)
助産師
ふだんから体を冷やさないように、気をつけて過ごしてくださいね。
助産師のアドバイス付き!妊娠初期の下痢は流産を引き起こす?我慢した方がいいの?
先輩ママの体験談:体を冷やしてしまった
ちょうどお花見の季節だったのですが、風が冷たく、体の芯が冷えてしまったときがありました。
それが原因とは言い切れませんが、その後切迫流産になりました。
ふだんから体を冷やさない工夫をしておけばよかったと思いました。
(手抜きママ33歳・4歳娘・1歳娘・茨城県在住)
8.新婚旅行や遠い場所への旅行
助産師
助産師
先輩ママの体験談:妊娠初期の旅行
結果、8週目に流産との診断。
出血や腹痛など何もなかったので産院で診断されたときは、頭が真っ白になりました。
本当に後悔しています。
妊娠初期の流産は15%の妊婦が経験する、この時期の流産は母体のせいではなく、受精卵に原因があるとは言いますが、もしあのとき安静にしていたら何か違ったかもしれないと思うと悔やんでも悔やみきれません。
(ふるふるふるるん35歳・3歳・第二子妊娠中・埼玉県在住)
妊娠超初期に失敗しやすいことまとめ
助産師
妊娠に気づかず、たばこ、アルコール、市販薬など飲みましたか?
すぐに止めるようにしてくださいね。影響を最小限に抑えることができます。
バランスの取れた食事、睡眠、適度な運動の習慣などは、ママにも赤ちゃんにも大切です。
「葉酸」も大切な栄養素で、添加物の少ないサプリメントもおすすめです。
赤ちゃんのことを考えると、いつの間にかママも健康的な生活になりますよ。