食べつわりで食べたくないのにお腹がすく!低血糖が原因?50人の症状と対処法

もう食べたくないのに、低血糖になると症状が悪化してしまう食べつわり。
・胃の中になにか入れておかないと吐き気がしてしまう。
・お腹がすいてしまう

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食べつわりの症状で悩んでいる人に1週間試してもらいたい対処法があります。

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食べつわりになるのはいつから?いつまでつづくの?

食べつわりの症状は妊娠初期の4週から6週にかけて症状を自覚する妊婦さんが多いですが、中には妊娠の発覚とほぼ同時期の妊娠超初期に症状がでてくることもあります。

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食べつわりは胎盤の形成が完了する妊娠16週から20週ごろには終わる人が多いですが、食べつわりの症状は個人差があります。妊娠の初期からつわりの症状のない人もいれば、出産するまでつわりの症状に悩まされる妊婦さんもいます。

食べつわりでも吐くことはあるの?


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食べつわりであれば、吐くことはないのではないか、と思われがちですが、吐くケースも意外と多くあります。食べつわりでは、胃に何も入っていない状態で吐き気が襲ってくることがあり、何か食べると治まることが多いです。

しかし中には食べても吐き気が治まらなかったり、逆に食べ過ぎて気持ち悪くなって吐いてしまうケースもあります。空腹時に吐き気を感じて、そのまま胃液を吐いてしまう妊婦さんもおり、意外にも吐いてしまう食べつわりの妊婦さんもたくさんいるのです。

食べつわりの原因は?

助産師

つわり自体なぜ起こるのか、はっきりとした原因は医学的に解明されていませんが諸説あります。つわりには食べつわり・吐きつわりに関係なく、妊娠によるホルモンの変化が吐き気や食欲増進などの消化器症状を引き起こすといわれています。

また食べつわりには血液中の血糖値が大きく関係していると考えられています。人は空腹時に血液中の血糖値が低下する低血糖の状態になると、吐き気や頭痛などの症状が出ます。妊娠すると胎児の成長や胎盤の形成などによって今まで以上にエネルギーを消費し低血糖状態になりやすく、低血糖による症状が食べつわりとなって出現しているともいわれています。そのほかにも自律神経の乱れやストレス、冷えなどもつわりに大きく関係しています。

どんな人が食べつわりになりやすい?

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一般的に冷え性、自律神経が乱れやすい、ストレスを感じやすい、乗り物酔いをしやすいといった人がつわりの症状が出やすいといわれています。

しかし、つわりの症状は環境にも大きく左右されることも多いので、同じお母さんでも、第1子の時は食べつわりでも、第2子の時は吐きつわり、といった具合に変化することもよくあります。普段から周囲の環境に影響を受けやすい人や、ストレスを感じやすい人は食べつわり・吐きつわりに関係なく、つわりの症状を感じやすいでしょう。

食べつわりにはちょこっと食べがおすすめ

食べつわりでは空腹になると、吐き気が現れますので、空腹にならないように気を付けましょう。お腹のすく時間を減らすため食事と食事の間の時間を短くするため必要があります。空腹にならないように食事回数を増やすのはとても効果的ですが、注意も必要です。

1回ずつの食事をしっかりとってしまうと、体重が増えすぎてしまう恐れがあります。また食べつわりでは血糖値の変化が吐き気に大きく関係していますので、低血糖にならないように気を付けることはもちろん、食事で急激に血糖値を上げないように工夫する必要もあります。

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1日に食べる量は変えずに、1回の食事量を減らして回数を増やしていくことで食べつわりの症状を軽くすることができます。

低カロリーのものを少しづつ食べる

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妊娠中の体重の管理は、とても重要です。しかし食べつわりになってしまうと、食べておかないと吐き気がしてとても辛いですよね。そこでとても頼りになるのが低カロリーの食品です。低カロリーの食品は食べることで空腹が治まり、吐き気も治まり、体重もコントロールしやすい妊婦さんにとってとても心強い食品です。

特にこんにゃくは低カロリーな上、満腹感を感じやすく、調理法も豊富で飽きることなく食べることができ、とても重宝する食品です。
また便秘になると、食べつわりの症状がひどくなることがあるいますが、こんにゃくは食物繊維も豊富で便秘にも効果的です。

枕元に手軽に食べられるものを置いておく

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食べつわりを経験した妊婦さんの中には、朝の起床時に食べつわりの症状がひどくなるという意見をよく聞きます。起床時は、睡眠中に食事をとることができず、空腹で低血糖であることがほとんどです。そのため、起きてすぐひどい吐き気を感じる人が多いのです。

そのような場合には枕元に手軽に食べられるものを準備しておくことをおすすめします。気軽に食べられる、ビスケットやクラッカー、小さいパンなどを寝る前に枕元に置いて、朝起きてすぐに食べると、吐き気が治まることがあります。

食べつわりになると体重の増加に注意!

食べつわりになったら、気を付けなければならないことがいくつかあります。食べつわりでは体重の増加に気を付けなければなりません。妊娠中の体重の増加の目安として妊娠前がやせ体系から標準体型の場合7~12kg、妊娠前が太り気味の人は5~7kgとされています。

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体重が増加しすぎてしまうと、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症のリスクが高くなったり、合併症を発症しなくても、産道に脂肪がつきすぎて難産になるケースが多くなるため体重の増加には十分に気を付けましょう。

意外な危険!虫歯にも注意して

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食べつわりになると、口に食べ物が入っている時間が増え、虫歯や歯周病になるリスクが高くなります。さらにホルモンバランスの変化によって口内環境が乱れやすく、虫歯や歯周病にかかりやすくなっています。

特に妊婦の歯周病は低出生体重児や早産のリスクが高くなるという研究データがあるので気を付けたいですね。虫歯の治療は麻酔や鎮痛薬を使用するため、妊娠中に受けられないのではと思っていませんか?

実は歯科で使用している麻酔や鎮痛薬は、胎盤を通過せず胎児への影響がないものを使用しているため妊婦さんでも治療を受けることができます。妊娠後期になるとお腹が大きくなり、治療のための姿勢を取ることが辛くなるため、妊娠中期に歯の治療を受けておきましょう
自治体によっては妊娠中期になった妊婦さんを対象に、無料で歯科検診を受けられるチケットを配布していることもあるので、一度自治体へ確認してみることをおすすめします。受診の際には必ず、妊娠している旨を伝えましょう

食べつわりは妊娠高血圧症候群にも注意が必

食べつわりになると、体重が増加しやすく、またフライドポテトなど偏った食品した取れない場合、塩分の取りすぎによって妊娠高血圧症候群のリスクが高くなります。

妊娠高血圧症候群はかつて妊娠中毒症と呼ばれ、高血圧、尿たんぱく、むくみなどの症状が出ます。

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重度の妊娠高血圧症候群では胎盤や子宮への血流が悪くなって、低出征体重児や早産のリスクが高くなり、最悪の場合、母子ともに命の危険にさらされる場合もあるので、病院で妊娠高血圧症候群を指摘されたら医師の指示に従いましょう。

そもそもつわりの原因って?

そもそも妊娠中の不快な症状である、つわりは何が原因で起こっているのでしょうか?

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つわりははっきりとした原因はわかっていませんが、妊娠すると分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが関係してるといわれています。また、受精卵を異物として体が認識してしまうことによって一種のアレルギー反応としてつわりの症状がでる、とも言われています。

そのほかに自律神経の乱れ、妊婦の妊娠への不安、周囲の環境などがつわりの原因といわれていますが、妊娠を維持し、健康に成長するための防衛反応とされているため、つわりが辛いときは無理をしないように気を付けなければなりません。

吐くつわりと食べつわり、どっちが辛い?

つわりは吐きつわりでも食べつわりでも、吐き気を感じることが多く、辛いのですがどちらが辛いのか比較してみました。吐きつわりで、辛いのはやはり吐くことです。何をしても吐き気を感じて、今までなんともなかった匂いにとても敏感になって、常に吐き気を感じることがとても辛いものです。吐くこともありますが、十分に食べることができず吐きたいのに吐けない苦痛に襲われます。

食べつわりで辛いのは、吐きつわりと同じように吐き気を感じているのに、周囲の人に理解してもらいにくいということがあります。つわりについて知識のない人は、つわり=吐くと考えている人も多く食べつわりの辛さを理解してもらいにくいということがあります。

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つわりの辛い症状を乗り切るには、パートナーや家族の理解や協力が必要不可欠ですので、吐き気による辛さに加え、周囲の理解を得られない食べつわりのほうがより辛いかもしれません。しかし周囲の環境やつわりの症状は個人差が大きいため、一概にどちらが辛いと言い切れません。