妊娠15週(15w)の妊婦検診で100人の体験!体重の増えすぎ切迫流産・出血

助産師

妊娠15週(105日~111日)の赤ちゃんは、背骨も発達して、超音波検査ではっきりと確認できます。
妊娠15週の赤ちゃん

  • BPD:3.0cm
  • 身長:約16cm
  • 体重:約100g

胎盤が完成し、赤ちゃんはへその緒を通してママからの酸素・栄養を受け取ります。胎盤の中では、ママの血液の中にへその緒の先端にある絨毛(じゅうもう)が浸っています。ママの血液がそのまま赤ちゃんの体内に流れ込むのではないのですね。

妊娠15週目のママのお腹と赤ちゃんの成長

助産師

妊娠15週目になると、個人差はあるもののママの体はつわりも落ち着き体調がよくなってきます。お腹がふっくらしてきたなと感じるようになるのもこのころです。

 

赤ちゃんに見られる5つの成長

  • 脳や心臓などの主要な器官の形成が完了する
  • 羊水の量が増えその中で手足を動かすようになる
  • 皮膚は不透明で厚くなる
  • 男女の外性器ができる
  • 胎毛が生え始める

一般的に、妊娠初期に比べて流産のリスクが低くなるといわれる安定期も目前です。お仕事をされているママは、そろそろ周りの方に妊娠したことを伝えてもよい時期といわれています。

赤ちゃんの成長についての体験談

みー・22歳・現在生後2か月の子供・22歳・男

腕や太ももがエコーで見ても分かるようになり、このころからだいぶ人間らしい形がわかるようになってきます。このくらいの時期から、仕事の上司などには妊娠の報告をしておくと、配慮してもらえるので気持ち的にも少し気が楽になります。

妊娠15週目の胎盤とママの栄養

助産師

このころになると胎盤がほぼ完成します。
ママと赤ちゃんの2つの変化

  • 赤ちゃんは胎盤を通してママから酸素や栄養などを受け取り、二酸化炭素や老廃物を母体に返すことができるようになる
  • 今まで母体が行ってきた役割を胎盤が変わりに行ってくれるようになるので、ママの負担が軽減され体調がよくなってくる

ママが食べたものは直接お腹の中の赤ちゃんの栄養になる、ということになります。

一般的に、赤ちゃんの成長に影響を与えるといわれているビタミンA(うなぎやレバーに含まれる)やメチル水銀(まぐろ、金目鯛に含まれる)の取り過ぎには注意したほうがよいといわれています。

胎盤と栄養についての体験談

ピカママ・30歳・0歳・29歳・男子の一卵性の双子

赤ちゃんは順調ですが、胎盤がひとつなので、双方に栄養がいくように気をつけてみていきたいので、2週間に一度検診にきてください、といわれました。つわりの影響で病院に行けなかったことで注意を受けました。あまりにもひどいようなら入院しましょうともいわれました。

妊娠15週目の妊婦検診1.体重管理

助産師

初期のころは2週間に1度だった妊婦検診も、このころから1か月に1度になり、検診のたびに、検尿、血圧測定、体重測定を行うようになります。

つわりの軽減により食欲が増す時期でもあるので、体重管理を意識しましょう。

体重管理の2つの注意点

  • 1週間あたりの増加量は、0.3~0.5kgを目安とする
  • 1週間に1度は自宅で体重を量る

自分にとっての適性な体重増加はどのくらいになるのか、この時期に検診でドクターと相談するママも多いといわれています。

体重が増加しすぎると、妊娠高血圧症候群のリスクが高くなってしまいます。また、脂肪がつきすぎると産道にも脂肪がつき狭くなるため、出産時の負担になる場合があるようです。

体重管理についての体験談

のんづちゃん・28歳・妊娠7か月目、5か月・男の子

つわりがそろそろ落ち着いてくるころなので、食欲が増し、急に体重が増えることがあるため気をつけるようにといわれました。尿糖が出ることがよくあったため、甘いものや糖質の高い食品を食べすぎないようなども注意をうけました。

ぱぱままん・30歳・2歳・生後4か月・女

食べつわりの影響で体重が増えてきています。BMIから計算すると7キロまでは増えても構いませんが、1か月に2キロは増えすぎです。体重が増えすぎると、脂肪が付いて難産になったり、妊娠糖尿病になったりしますので、体重管理してください。

yuyu・23歳・2歳・女

この15週から月1の検診に変わり、本格的な妊婦検診が始まりました。まだ胎動は感じていません。
血圧の測定などは毎回のように測定をするようになり、体重のことなども厳しくいわれるようになっていきました。私はとりあえず10キロまでに抑えるようにといわれました。

妊娠15週目の妊婦検診2.妊娠高血圧症候群

次のページへ