つわりを少しでも軽くしたいと思っているママへ
厚生労働省が紹介しているつわりの緩和方法を詳しい記事にしています。
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助産師
安心してください。赤ちゃんに必要な葉酸サプリの選び方を変えるとつわりの緩和にもなる方法です。
飲み方にもコツがあります。つらいママが、
これ以上苦しまないように写真入りで
つわり中の飲み方を説明しています。
つらい人におすすめ
助産師
つわりは病気ではないため、日本では治療することはできません。つわりを軽くするためにアメリカの産婦人科ではビタミンB6をすすめています。
ビタミンB6は吐き気の原因になるアミノ酸のトリプトファンをおさえてくれるので、つわりの症状が楽になるという研究があります。1日分のビタミンB6を食品から摂取するのは大変ですが、ビタミンB6の栄養機能食品である葉酸サプリがあるので、つわりのためにも、赤ちゃんの成長のためにも利用するとよいですね。
つわりを軽くしたいと思ったら食べたい食べ物とは?
つわりの緩和のためにアメリカの医療機関が妊婦に勧めているものとは?
助産師
また、ビタミンB6とドキシラミンという成分を同時に投与することによって、妊婦の悪心・嘔吐が70%軽減したという研究もあります。
医学的にも、ビタミンB6によるつわり症状の緩和効果が認められているということですね。
なぜビタミンB6はつわりの緩和にビタミンB6をすすめているのですか?
妊娠すると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が増加します。エストロゲンが増加すると、トリプトファンというアミノ酸の代謝活性が増大します。
助産師
ビタミンB6は、水溶性ビタミンの一種で、体内ではアミノ酸の代謝や神経伝達に広く用いられます。ビタミンB6が不足するということは、アミノ酸の代謝や神経伝達にも支障がでてしまうということになります。
体内の代謝を整えることでつわり症状を緩和できるよう、妊娠中のビタミンB6摂取が推奨されているというわけなのですね。
ビタミンB6はどんな食べ物に入っている?
ビタミンB6は、以下のような食材に多くふくまれています。バナナなど、手軽に食べられるものもありますね。
(食品100g当たり含有量 単位:mg)
- にんにく 1.5
- ピスタチオ 1.2
- 鶏ひき肉 0.7
- 鶏ささみ 0.6
- きなこ 0.6
- 焼きのり 0.6
- ごま 0.6
- バナナ 0.4
ビタミンB6は多いのですが、次の食品は妊娠中にはたくさん食べないようにしてください。
- 牛レバー 0.9
- まぐろの赤身 0.8
- かつお 0.8
レバーや魚類にはビタミンB6が含まれるものも多いのですが、妊娠中の過剰摂取は注意が必要です。特に過熱していない魚は、食中毒の危険もあるので妊娠中には控えたいですね。
助産師
どんな調理がよい?
ビタミンB6は水溶性のビタミンですので、スープや煮物にして、汁ごと食べるようにすると効果的に摂取できます。また、ビタミンB6が体内で力を発揮するには、ビタミンB2が必要です。
ビタミンB6を多く含む食材を用意するだけでなく、ビタミンB2を含むウズラの卵、納豆、牛乳などを一緒に摂るようにしましょう。
助産師
色々な食材を取り入れながら、ビタミンB6とB2をバランスよく摂れるよう、組み合わせにも工夫をするとよいでしょう。
つわりがひどくて食事が食べられないときは?
つわりがひどいと、なかなか食事がきちんと食べれないこともあります。栄養が摂れないと、「お腹の赤ちゃんが育たないのでは?」などと心配になることもあるかもしれません。
助産師
つわりがひどい時は、無理してバランスのよい食事をとる必要はありません。その時食べれそうなものを、少しずつでも食べるようにしましょう。
また、食べ物がのどを通らないときでも、水分補給だけはまめに行うようにしてください。体内の水分が不足すると、脱水症状により生命の危険がでてくる可能性もあります。水分も摂れないような状態が続くときは、早めに医師の診察を受けるようにしてくださいね。
ビタミンB6を効率よく摂取する方法は?
アミノ酸の代謝に欠かせないビタミンB6ですが、一日にどれくらいの量を摂取すれば良いのかご存じでしょうか?
助産師
ビタミンB6を多く含む食材を取り入れることで、食事から一日の所要量をまかなうことももちろん可能です。しかし、つわり症状のでやすい妊娠初期には、食事から充分な量のビタミンB6が摂れない場合もあります。
また、妊娠初期に欠かせないビタミンである葉酸も、つわり時期に不足しがちな栄養素のひとつです。
保健機能食品であるサプリを活用すれば、ビタミンB6や葉酸を効率よく摂取することができます。