妊娠初期

妊娠超初期の下痢・少しの出血が起きる理由と赤ちゃんのために今すぐしてあげたいこと

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保健師
この記事を読むと、
妊娠初期に下痢や出血が起きる原因は?
下痢や出血は危険な兆候?赤ちゃんは大丈夫?
妊娠初期の下痢や出血はどう対処する?
病院にはどんな時に行けばいいの?

の疑問がすっきりしますよ!

妊娠初期に下痢をしやすい理由は?

妊娠すると、妊娠状態を保つために体内のホルモンバランスが急激に変化します。
妊娠初期に特に増加するのが、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)や、プロゲステンといったホルモンです。これらのホルモンは子宮内膜を厚くしたり、血流や体温を調節する働きがあります。

保健師
その一方で、急激なホルモンバランスの変化によって、自律神経が乱れてしまう場合もあります。自律神経の働きが乱れると腸の働きが悪くなり、下痢が起こる原因になってしまいます。

また、妊娠性の貧血の場合に処方される薬が、下痢の原因となる場合もあります。病院で処方された妊娠性貧血の薬を飲み始めたら下痢が起こったという場合は、副作用の可能性も考えてみましょう。

妊娠初期に出血するのはなぜ?


保健師
妊娠初期に出血があると、「まさか流産?!」と心配になってしまいますよね。
でも、あわてないでください。妊娠初期の出血には、いろいろな原因があるのです。

妊娠初期の出血の原因としてよく知られているものは、着床出血です。文字どおり、受精卵が子宮内膜に着床するときに、子宮内膜に少し傷がつき、出血してしまうのですね。
着床出血のほかにも、妊娠初期には生理様出血、絨毛膜下血腫(切迫流産)などで出血することもあります。

つわり対策や先天性異常を防ぐためにもしたいこと

妊娠初期はつわりや下痢、出血などでお母さんが不安定になりやすい時期です。ちょうど同じころ、子宮の中では胎児が急激な成長をとげています。

脳や神経系など、胎児の重要な器官が作られていくこの時期には、葉酸という成分が不可欠なことをご存知ですか?葉酸が不足すると、神経管閉鎖障害の発症リスクが高まり、先天性異常をもって生まれる可能性があるとの報告もあります。

保健師
このリスクを防ぐため、厚生労働省は、妊娠予定のある女性は葉酸を1日0.4mg以上摂取するよう推奨しています。
葉酸には、ポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸型の2種類があります。葉酸を効率よく摂取するには、モノグルタミン酸型の葉酸を含むサプリメントを活用するのがおすすめですよ。

妊娠初期の下痢や出血が起こりやすいのはいつ?

保健師
妊娠初期の下痢の原因となるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンは、受精卵の着床とともに分泌量が急増します。そのため、妊娠による下痢症状も妊娠4週あたりから見られ始めます。

hCGの分泌は、妊娠8~12週頃にピークを迎え、ピークを過ぎるとだんだん分泌量が減少していきます。妊娠16週頃までは、下痢が起こりやすい状態が続きます。妊娠中期に入ると、下痢やつわりもだいぶ落ち着いてくるでしょう。

着床出血は、受精卵が着床する時期に見られます。週数でいうと、妊娠4週頃ですね。生理予定日と近い時期なので、生理が早めに来たのかと思ってしまう場合もあります。

下痢や出血の症状はいつまで続く?

保健師
hCGの影響で起こってくる下痢は、妊娠16週を迎える頃には落ち着いてくることが多いです。
ただ、下痢の原因となるホルモンはhCGだけではありません。妊娠中に多く分泌されるプロゲステロンも、下痢を引き起こす原因になることがあります。

そういったhCG以外のホルモンや精神的ストレスなどにより、出産まで下痢が続いてしまう可能性もあります。
着床出血については、妊娠4週の頃に見られたあとは症状がでることはありません。逆に言うと妊娠5週以降の出血は、着床出血以外の原因によるもの、ということになりますね。
妊娠5週以降に出血が続くような場合には、早めに医療機関を受診してくださいね。

妊娠初期に下痢をすると流産するの?


妊娠初期に下痢になってしまい、「お腹の赤ちゃんは大丈夫?」と心配な方もいるかと思います。

保健師
下痢以外には特に症状が出ていないという場合は、心配しすぎる必要はありません。妊娠初期のホルモンバランスの乱れによる下痢は生理的なものです。お腹の赤ちゃんの命にかかわるような危険性はないので安心してくださいね。

ただ、下痢症状の他に、激しい腹痛や出血が見られる場合は注意してください。流産を含めた、何らかのトラブルが発生している可能性があります。早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

要注意なのはどんな症状?

妊娠初期の下痢の多くは、ホルモンバランスの乱れから起きている生理的な症状です。つらい症状ではあるのですが、お母さんや赤ちゃんの命には別状はありません。
しかし、以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • どんどん痛みが激しくなってくる
  • ズキズキとした強い痛みがある
  • 継続的に腹痛が続く
  • 生理と同じくらいの出血がある
  • 血の塊が出ている
  • 体温が低下している
保健師
下痢とともに、強い腹痛や出血が見られる場合は、流産などのトラブルである可能性があります。早めに医療機関を受診してくださいね。

着床出血とそれ以外の出血の違いは?

着床出血の色や量には個人差があり、人によっては生理のような鮮血が出てくることもあります。時期的にも、着床出血は生理予定日の数日前~当日の期間に起こるため、生理と区別がつかない!という方も多いかもしれませんね。

一般的には、着床出血の血の量は生理よりも少量で、期間も2~3日と短期間で終わることがほとんどです。また、色も茶褐色であったり、おりものに血が混じって色がついた程度であることが多いです。

保健師
鮮血が日を追うごとにたくさん出るようになったり、1週間以上出血がつづくような場合は、着床出血以外の出血である可能性が高くなります。

市販薬は飲んでも大丈夫?

妊娠初期に下痢や出血があっても、なかなか病院に行く時間が取れない場合もあるかもしれません。症状をやわらげるために、市販の薬を飲みたくなることもあるでしょう。
しかし、妊娠初期は、胎児の中枢神経や心臓、手足、耳や目などが形成される大事な時です。とくに妊娠4週~妊娠10週までは、胎児が最も薬に敏感な時期であると言われているんですよ。

保健師
お母さんが薬を服用すると、その成分は血流にのってお腹の赤ちゃんにも送られていきます。妊娠初期に市販薬を服用することは、お腹の赤ちゃんに思わぬ悪影響を及ぼす可能性があるのです。
症状がひどい場合でも市販薬の服用はできるだけ避けて、医師による診断・投薬を受けるようにしてくださいね。

食べ物や飲み物はどんなものを選べばいいの?

下痢の症状が出ている時は、体から水分が排出され、体内が水分不足に陥りやすくなっています。脱水症状が進むと、血液がドロドロになったり、命にかかわる症状につながることもあります。

保健師
胃腸に負担がかからないよう、常温または温かい飲み物を、少量ずつこまめに摂取するのがおすすめです。
妊娠中は、カフェインやアルコールは避けなければなりません。水分補給は、水や白湯、ノンカフェインのお茶、お味噌汁などで行いましょう。

食べ物についても、胃腸に負担がかからないことを第一に考えてくださいね。刺激物や冷たすぎるようなものは避けましょう。うどん、スープなどの温かくて消化のよい食べ物を、よく噛んで少量ずつ食べましょう。食べる回数も、一日3回にこだわらず、5~6回などに増やして少量ずつ食べることもおすすめです。

どんなふうに過ごしたらいいの?服装は?

保健師
体が冷えると下痢が改善しにくくなります。冷えを防止するために、服装を選ぶときには以下のようなポイントをおさえるよう心がけましょう。
  • 締めつけのすくない服を選ぶ(締めつけがあると、血行が悪くなり、冷えが進行する)
  • 首元、手首、足首の露出を抑える

また、緊張が続いたり、疲れが溜まったりすると自律神経が乱れ、冷えも進行しやすくなります。毎日の生活では、リラックスしてゆったりと過ごすとよいですね。

仕事や育児家事でどうしてもイライラしてしまうときには、少し時間をとって深呼吸してみましょう。部屋の中を少し歩き回るだけでも、血行がよくなり、リフレッシュできますよ。無理にならない範囲で、ストレス解消に努めてみてください。

どんな症状が出たら病院に行けばいいの?


妊娠初期の下痢や出血は心配のないものも多いのですが、以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 鮮血がどんどん出てくる
  • 下痢や出血とともに、激しい腹痛がある
  • 体温が下がってくる
  • ひどい全身倦怠感がある
  • 嘔吐をくりかえす
保健師
これらの症状がある場合は、流産や、感染性胃腸炎である可能性があります。家庭で様子を見ているうちに生命の危険に至る場合もありますので、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

また、医療機関を受診する際には、移動中の容体の悪化も想定し、無理のない移動方法で向かってください。同行者がいてくれると安心です。また、医療機関で別の感染症などもらわないよう、マスクの着用や、手指の消毒なども励行するようにしてくださいね。

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