しかしながら妊娠の超初期におこる化学流産については、知らないうちに流産していまっている場合もあります。化学流産の場合は妊娠ではなく生理だと思われて、初期の流産の中に含まれてないケースも少なくありません。
妊娠線がでた後流れる化学流産とはどんなもの?
助産師
妊娠線がでたのにいつも通りに生理がくることがあります。これは化学流産が起こっていると可能性が高いです。
化学流産とは、受精卵が子宮内膜に着床したもののそれが長続きしなかった状態のことです。この流産は妊娠6週までに起きることが多く、妊娠検査薬を定められた期間より早く使用しないと気づくことができません。
妊娠12週までの流産は防げる?流産の体験談と神経管閉鎖障害の防ぎ方
症状としては、多くの方が生理が予定日より少し遅れいつもよりも腹痛や出血が増えたように感じます。人によっては厚くなっていた子宮内膜が剥がれ落ち、塊のようなものがでることがあります。しかしいつもの生理と全く変わらない人もいるようです。また、ムカつきやだるさなど妊娠の初期症状が急に落ち着き、基礎体温が下がるという症状もあります。
化学流産はなぜ起こるの?
助産師
化学流産が起きる原因は実際のところよくわかっていません。受精卵が産まれる力を持っていなかった、染色体の問題ではないかと言われています。
胎児側に影響がある場合、母体の何が悪かったということはありません。妊娠というのは受精卵が着床し、胎嚢ができることで妊娠となり、また、心拍が確認されると公に妊娠が認められます。化学流産は胎嚢ができる前に流産してしまうので医学的な流産のうちに入らない症例となります。
妊娠12週までの流産は防げる?流産の体験談と神経管閉鎖障害の防ぎ方
1 2